ここ5か月ほどの間に、この容量クラスのLFPバッテリーを2種類、計3個購入した。その一番の目的は、FTDX10SでCWのハシゴ運用を行い、その際の電源をお泊り先で充電可能なバッテリーで賄うことにある。
まぁ、それはこれまでの記事でUPしたように一定の見通しが付いているけど、新入りとなるGP50がどの程度使えるものなのかは、まだ試していない。そこで、GP50を以下の条件でお試しすることにした。
■使用範囲と充電条件
・使用範囲:13.5V(満充電状態)から、ドロップ電圧11V
(リグの動作電圧の推定下限値)に達した時点で
行っているQSOが終了するまで。
・充電条件:上記、使用範囲の終了電圧に達した後、
付属の充電用ACアダプター(出力:20V、2A)で満充電にする。
■使用程度(劣化状況を推定するための参考情報)
・今回のお試しに向けた充電は、通算2回目の満充電。
→従って、劣化は限りなくゼロと見ている。
■運用条件
・使用リグ :FTDX10S
・送信出力 :10W(消費電流:約9.2A@RVK測定値)
・運用パターン:CW(こちらが20WPMでCQを出し続け、599BK運用。)
・アンテナ状態:低SWR(外付けアンテナカプラ、内蔵オートチューナーは不使用)
→TUNEなど、CQやQSO以外の送信を1度も行っていない。
・電源ケーブル:2sqで約1m(CQオーム_OHM-PDMC-4)
・その他 :電圧計は、カー用品にあるシガープラグ式のものを使用。
このうち電源ケーブルに関して、今回はこれまでとは異なり細くなったけど、市販の1本物を使用した。これは、前回のベンチマークテスト以降で、中継コネクター同士の接触抵抗が原因と思われる発熱を確認したためだ。
具体的には、4接点シガープラグが素手で触れないほど高温になり、本体の樹脂が一部溶けかかった状態になった。併せて、内蔵のガラス管ヒューズ両端の電極がガラス管に対して傾いていた。
以上から、非常に危険な状態だったと判断し、同じ条件で使用することを断念した。と同時に、先のベンチマークテストに対する対照実験が成立しなくなるため、その結果は参考情報に格下げした。
と言うことで、1度仕切り直して今回のベンチマークテストをスタートとし、OHM-PD-MONSTER-2の新たなテストは、この次に同運用条件でやり直すこととした。
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■結果(充電関連)
取説によると、付属の充電器で満充電に8~10時間かかるらしいが、ドロップ電圧11Vが1度出るまで使用した後に充電した結果、9時間ちょいで充電完了になっていた。なので、余裕を見て9時間30分を見込んでおけば大丈夫そうだ。
なので、遅くとも19:30スタートで翌朝5:00までに充電を終えれば、お泊り先の近くであれば6時頃から運用できそうだ。
■結果(運用関連)
前回は、FTDX10Sでの送信時電圧ドロップが1.3Vほど発生したけど、今回は最大で0.3Vで済んだ。やはり、発熱の原因と思われる接触抵抗を目いっぱい無くした効果は大きかったようだ。
実際の運用は、バンドチェンジの時やハシゴ道中などで電源をOFFにしているため、連続使用にはなっていないが、ドロップ電圧11.0Vまでという条件で使い続けたところ、累積使用時間は4時間21分であった。
ちなみに、取説にはシガーソケットの電圧範囲が12~14Vと記されていたため、ドロップ電圧12.0Vに到達した時間で仕切った結果、累積で4時間14分であった。
上記から、無理して11Vまで引っ張っても7分しか稼げないことになるため、普段は12Vを最初に見てから区切りのイイ所まで使用することが、リグの強制ダウン防止やバッテリーの延命という観点から、現実的と言えそうだ。
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■所感と結論
ここ数回のベンチマークテストを経て、消費電流が10A前後になると接触抵抗の影響がとんでもなく大きいことを改めて知った。とは言え、中継をゼロにすることは利便性を大きく損ねるため、接触面積を稼げる中継方法の模索が必要になった。
累積使用時間は、OHM-PD-MONSTER-2(ただし参考データ)より一応多くなったけど、ぶっちゃけ誤差レベルだ。おそらく、内部の電池そのものは同等品なんだろうと思う。
それと、電源コード(シガープラグ)の発熱は1時間ほどの運用で、電極部が少し熱め、本体の樹脂は、微温湯程度に留まったので、とりあえず仕切り直しのOHM-PD-MONSTER-2のベンチマークテストでも使用して、対照実験を成立させたいと思う。

