熱帯夜-6 | もぁらすの遊び場


はぁ。





ま、いーや。どうでも。





聖子先輩に呆れられて、私は席に戻った。






ふーん。


じゃあ、周知なわけだ。次期経営者様、とやらは。







しかし、整った顔をしていたな。



そんな風に思いだして、手の甲を見た。


少し、赤くなっている。







痛い。







だんだん、思い出したらムカついてきた。



何サマ? あ、次期社長様、か。






あー、だからイロイロ、様がつくわけだ。






――当麻様。






ふうん。








そんなに関わることもないだろう、なんて。


このときはそう思っていたんだけど。







終業時間。


会社をでて、裏口から回り道をしようと歩いていたら、





なんだか騒がしい、声







ふと目に飛び込んできたのは、大きな身体と











泣きわめく、女の姿。



あ、修羅場ってる。






そういうの、苦手なんだよなー。なぜなら、経験値ゼロだから。て、