あ。
目の前に見えるは、本日私に暴力(過剰表現)をふるった、当麻様ではないですか。
思わず、ガン見。
だってなんだか面白い。
「付き合ってくれるって言ったじゃない」
「そんなこと言ってない」
泣きじゃくる女性がそう言って当麻様に詰め寄っていた
へー。
と、気がつけば足を止めてその様子をずっと見ていた
「何見てんだよ」
私の様子に気がついた当麻様が、こっちをキッと睨んでそう叫んだ
おー、怖い。
そして、最悪。
なんだ、アレ。
一瞬ビクっと身体が揺れたけど、ビビってじゃないもんね。
静かな裏通りを歩いてゆっくり帰ろうと思ってたのに。
悪いのはソッチじゃないか。
私は仕方なく、「すいません」と、呟いて、踵を返した
「ちょっとまて」
そんな声がしたけど、私なはずはないだろう。と、スタスタと歩いていた。
「藍川」
――。
な、ぬ。