久しぶりの更新になります。


前回は人は誰でも頑張れる力は持っていると書きました。



1人1人、頑張り方は違います。



それぞれのスタート位置によって、スタートの切り方も変わってくると思っています。




  刑務所ばかり入っている彼が出所して1年が過ぎた



長かったけど、あっという間でした。

彼が出張に行っているおかげで良い距離感が保てていた事と、その間に私自身が自分を見つめ直す事が出来たからだと思います。



彼は11月末で、人生の最高記録を出そうとしています。



それは社会にいる時間。




これまで最長、社会に1年2ヶ月。

成人してから社会で過ごした時間です。




彼はこれ以上長く社会で過ごした事がありません。(未成年の時代や非行に走り少年院に行ったりした部分は省いて計算しています)



今回はそれを更新出来そうです。



前に比べたらイライラする事も無くなり、「危ないなぁ」って感じる事もありません。



年齢的な事もあるかと思いますが、恐らく懲りてきてるのだと思います。



そして今回の受刑生活で、彼の中できっと何か感じ取れたと思います。





 認めたくないけど、振り返ると私はガッツリ共依存でした




まだ読んでない方は"私の尻拭い"の記事に是非是非、目を通して頂けから幸いです。



散々尻拭いをしていた私は、自分は尻拭いには該当しないと思っていました。






共依存の渦中に居ると、自分が共依存だとはあまり気付く事はありません。



仮に『きっと私、甘やかしてる』って薄々気づいていても共依存から抜け出す事は厳しいです。

(私の場合がそうでした)



むしろ、自分が頑張れば彼(彼女・家族)の依存行為が止まる!って考えていました。



そして彼の度重なる服役も同じです。



もっと優しくしていたら…

もっと彼(彼女)を思いやりを持っていたら

差し入れ頼まれたから差し入れしてあげなきゃ可哀想


私が尽くせば、きっと良くなる!と勘違いしていました。



共依存に薄々気づいて居ながらも、あの頃の私は彼に一生懸命尽くしていました。



むしろ、私自身が共依存である事を認めたくなかったのかもしれません。



そして

彼に冷たくしたら彼が拗ねたりするので

そういうトラブルを避けていたのもありました。



結局、自分で自分を辛くさせているだけでなく

彼の事もダメにしていました。




 今の私と母の関係から更生とは何か?と考えた



私が最近感じた事を書かせてもらいます。


私は家族を沢山裏切り、傷つけてきました。

家族はそれでも見捨てませんでした。



そんな家族に出来る事は何か?と考えた時に

償いは一生続くと考えました。



これは、決して簡単な事ではありません。



私は長い年月をかけて家族を裏切ってきた訳ですから、そう上手くはいきません。




仮に


アダルトチルドレンだから仕方ない。

父がアルコール依存症だったから仕方ない。

両親が共依存だったから仕方ない。

自分が発達障害だから仕方ない。

親族に統合失調症が居たから仕方ない。




そこに私が、しがみ付いていたままでいる事も

もちろん可能です。



むしろその方が楽かもしれません。



でもそこから身動き出来ないままだと、成長すら出来ず他責にしたままの人生になります。



気づいていたものの、明確に歩み始めれたのは度重なる彼の逮捕なんです。


彼に感謝なんです。



私自身が出所した時は、かなり自己流で手探りのまま生活してきました。



とにかく二度と刑務所に行かない為に


働く、友達を選ぶ、なるべく親に頼らないなど自分なりに何個かルールを設定して行動していました。



でも自分を見つめ直す事はあまりしてこなかったです。

だから今回、彼の逮捕をきっかけに自分を見つめ直すきっかけが出来たので彼に感謝しているんです。




さて、なぜ一生の償いになると思ったかについて書きます。



私が母や家族にしてきた事は消えません。



むしろ、自分自身を痛めつけた苦い過去すらも消す事はできない。



自分で自分を傷つけた事も消す事が出来ないのですから、家族にした事、家族にされた事、他人にした事、他人にされた事って言うのは何をやっても消す事は出来ないんです。



だから私は家族に「大丈夫だよ。安心してね。」という気持ちを常に持ち続けて接しています。



きっと、私がまた何かをしてしまったら…

少しでもおかしな様子になってきたら…

今までの信頼関係は直ぐに崩れ去ると思っているからです。



大袈裟かもしれませんが、私が死ぬまで家族に対して示し続けなくてはいけないと思っています。




1回や2回、良い事をしたから信頼されるって

事はまずありえません。




出所して16年が経ちますが、母と色々話が合う様になったのも、こういう小さな行動の積み重ねで信頼関係が構築出来たのだと感じています。



これこそが、更生なのではないかと

私は感じています。



そして、繰り返しにはなりますが

私の罪名は覚醒剤取締法違反です。



「被害者なき犯罪で」と思われている方が

多いと思いますが、被害者はいます。



私の場合は家族です。



だからこそ、償いを続けるのです。




もし私が刑務所に行った時に、母に甘やかされたままだったら?


もし今回彼が服役中に、『甘やかさない支援』をしてなかったら?



考えなくても、先は見えますよね。



私は服役中、いきなり冷たくなった母を憎みました。『捨てられた。』って思って凄くショックでした。



でも、今は心から感謝しています。



これからも信頼関係が崩れない様に頑張りたいと思っています。



 いよいよ今日と明日



皆さん、ハーレーは今日は試験です。


今日は国語の試験。

明日は世界史、生物基礎。


2日間の日程で受けてきます。



8月の試験の時より一つお守りが増えました。

会社の人で唯一、私の過去や彼の過去を知っていて、それでも仲良くしてくれてる方から頂きました。



4つの神社のお守りに守られながら

挑んできます。




明日の(11月5日)19時に解答速報が出るので自己採点したら、皆さんに解答速報での結果速報を流します笑



それではまた来週。