【四国三十六不動霊場 第7番 加茂不動院】 | 【香川 丸亀】もあいさんちのブログ 

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四国三十六不動霊場 第7番札所

加茂不動院(かもふどういん)

【山号】

 宝生山

【寺号】

 福性寺
【宗派】
 真言宗御室派
【御本尊】

 漆谷不動明王

【御本尊御真言】

 ノウマク サンマンダ バザラダン

 センダ マカロシャダ ソワタヤ 

 ウンタラタ カンマン

【不動明王名称】
 漆谷不動
【開山】
 弘法大師
【創建年】

 不祥

【童子名】
 智慧幢童子(ちえどうどうじ)
【御真言】
 おん そんば さんば さんばん そわか
【童子の教え】
 いのち大事にカンマンボロン(持戒行)
【御詠歌】

 神通の 岩屋寺とは 申せども よろずの罪を くだく龍王

【所在地】

 徳島県三好郡東みよし町加茂3877

【電話】
 (0883)82-2631(福性寺さん)

【略縁起】

 本尊は、弘法大師が一夜彫りしたといわれる波切り不動明王で当院では、漆谷不動明王として祀られている。古くから、霊験話は多数有り、昭和の初め霊験に優れた大先達が、難病病気封じに法力を顕わし、四国内外より救いを求め多くの信者が参詣している。


お迎え童子(智慧幢童子)
山門
手水鉢
鐘楼堂
本堂

護摩堂
加茂不動院遥拝所(本堂裏)
漆谷不動明王立像 

智慧幢童子像

納経所
加茂不動院は無人なので、お納経は福性寺さんで授与くださいます。
福性寺さん本堂裏の登山道より約2kmの山中にある加茂不動院を目指しました。

加茂寺中聖天正人お堂(登山道途中にありました)
大きな丸い石と、屋根を突き抜き天に向かって伸びる苔むす樹木に歴史を感じます。
加茂寺中聖天正人のお堂を過ぎた辺りから山深くなっていきます。
お地蔵さまや石達が道を教えてくださいます。

雨上がりだったので、足元は泥濘滑りやすくなっており、注意しつつ進んで行いくと…道という道もなくなり、この先をどう進めばいいのか、お地蔵さまの姿も見あたりません。
でも、階段状になった巨石達が『この上を上って行けばいい』と、行き先を伝えてくれているように思えました。

巨石達の上を進むと、その向こうにお地蔵さまを見つけました。

山道で出会った可愛いサワガニさん
仲良く並んだお地蔵さま

足元に気を付けるあまりに下ばかり見ていましたが、ふと顔を上げると、斜め上のお地蔵さまを見つけ、更にその向こうに目を向けると、瓦葺きの屋根のようなものが見えてきました。探していた大切なものをやっと見つけれたらような…そんな感覚になりました。
重かった足も急に軽く感じ坂道を上りきると、そこには鐘楼門があり、『福性寺 奥の院加茂不動院』に無事に到着することができました。

荘厳な雰囲気の中、まずは無事に辿り着けた事への感謝をお伝えし、静かに参拝させていただきました。


加茂不動院奥、白塗りの木杭に神通の滝と書かれていました。
進んで行くと巨石で組まれた神聖な遺跡が見えてきました。

ここからもう少し奥に進むと神通の滝があるようでしたが、時間の関係でここで断念。
神通の滝から流れてくる水の音を聴かせていただきました。神通の滝は、龍王が守護する瀧として行者の信仰を集めているそうです。
参拝後は、軽自動車が一台通れる程度の幅の道を歩き、福性寺さんまで戻ることにしました。
坂道をどんどん進んでいきます。
どんどん進んで行くと、丹田古墳と書かれた石碑がありました。
丹田古墳(国指定の史蹟)

丹田古墳からの眺望
丹田古墳までの道は綺麗に舗装されていたので、こちらまでは車で来ることができるようでした。
ですが、所々道幅が狭くなっている所もありますので、近隣住民の方にご迷惑をお掛けする事のないように注意が必要なのは言うまでもありません。

御詠歌

ご住職にご対応いただきました。

参拝に訪れた日、ご住職さんがお出かけになられるタイミングと重なったようで、ご住職さんからお声を掛けてくださりました。ありがとうございました。
御朱印
御影
案内、パンフレット等いただきました。
福性寺奥の院 加茂不動院までの山道は、道なき道を進むような険しい箇所もあったりしましたが、穏やかな表情のお地蔵さまや、疲れた気持ちを癒してくれるような表情のお地蔵さまが道を教えてくれました。
鳥たちの会話しているかのような囀りや、石たちの隙間から湧き出る澄んだ水の音、苔むす巨岩の美しさ。常に自然が私達を見護ってくれている…そんな安心感に包まれながら、美しい自然の中を歩むことができ感激しました。
お読みくださりありがとうございました。