私が採卵をしてきた病院はパリの郊外にございます。

そこはお金持が多く住んでいるというか

お金持ちしか住めない郊外でございます。

政治家や俳優、ジャーナリスが多いらしいです。

当然、私が行った病院もお金の匂いがプンプンしてました。


この郊外の様子は話には聞いて知っていましたが、

今回は訪問してあらためてお金持ちの環境をみることに。


まず、わびしい建物や、チープなアパート、

治安の悪そうな建物は一切建っておりません。

郊外やちょっと治安の悪い地域でよくみかける

ケバブのお店や、アラブ人などが経営しているお店なんて

1軒もございません。まさに、スノッブさが漂っております。

HLMという低所得者用のアパートはあることには

あるようですが、他の郊外にあるようなHLMとは

比較にならない代物です。しかも、貧乏人を来させないために、

政治家の子息や友人に貸しているのが現状のよう。


ほとんどの建物は高級住宅というのが一目瞭然で、

大きくて背のたかーい木が歩道に植わっていて、

並木道が街をゴージャスに演出しています。

そして、リッチのステータスである四駆とSmartがやたらと多い。


どおりでこの郊外に住んでいらっしゃる政治家たちというのは

わけのわからん発言が多いと思っていたら、

こういう、ワンダーランドに住んでいるわけですね。

ほんとうの意味での市民の生活が

わかるわけありませんなぁ・・と妙になっとく。


そしてとあるビストロでお昼を取ることに。

人気があるお店らしくあとからあとから人が

入ってきます。そして、値段もこの郊外の値段でお高いっ。


しばらくして、隣に座っていたオバサンが

「あら、サコジーさんだわ」と言っている。

見ている方向を見るとなんとっ、

サルコジ大統領の息子ジャンだった。


金髪をなびかせ、くそ暑いのにスーツにネクタイ。

携帯でやたら深刻そうに話しながら、

店の前を行ったり来たり・・

みんなに見られているというのを十分に

意識しているのがみてとれます。

そして、私のすぐ斜め後ろのテーブルに行きたいらしく、

すぐ側まできましたが、狭いため通れない。

私が一旦席を外して通してあげました。

まったく、こんなクソ生意気なガキのために(あら、失礼・・)

このワタクシ目が食事中にも関わらず席を外してあげましたわ。


21歳には見えない堂々たる風格なんだけど、

まだニキビっ面というところが青二才ぶりを発揮してます ぷぷ


しっかし、お父さんに外見だけは似てない。どう見ても似てない。

良かったのだろうけど、政治のやり方や話し方は

親父にそっくりだ。



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血液検査をしていなかったけど、部屋には通されることに音譜


「若干は遅れるけどなんとかなるはず」と

ラボの人が言ってくれたおかげで束の間の安心 ほっ


手術用の割ぽう着みたいなスケスケなものに着替え、

しばらく待つことに。


部屋は2人ようの相部屋で、

カーテンだけの仕切りになっていて、

お隣にも採卵待ちのカップルが待ってました。


ダンナは書類の処理と精子摂取のため別な階へ。


隣の人が呼ばれ、手術台に乗せられていざ出陣

いよいよ次は私だわーと思うとやっぱり緊張してきた。


そして、私の緊張は手術台に乗せられ、

廊下で数分待たされているときにはピークに。

ココで看護婦さんらしき人に


「なんで血液検査をしてこなかったのー!」

と尋問されることに。


ていうかさぁー、これから全身麻酔に挑む患者に向かって

聞くことじゃないでしょ。もう、済んじゃったことなんだし。。

この尋問のおかげで私の不安は一気に急上昇したことは

間違いございませんでした。

そして、おそらく麻酔を打ってくれたのだけど、

数分たっても私の意識はちゃんとしているし、

目はかえって冴えていた。

不安のせいで麻酔が効かないらしい。


手術室に入っても、目はランランとしているし、

あの婦人科検診のときに座るイスと下に点々とある血痕を

見ているうちに余計パニック状態に ぎゃー

いつものドクターが来て、声を掛けてくれたが、

私は答えるのがやっと。そうとう緊張していたらしい。

大丈夫よ、安心しなさいと何回も言われていた。でも、

足の震えはおさまらなかった。

私の麻酔がなかなか効かないからドクターも少し不安げな様子。

それを見ていて私もまたまた不安に・・・あせる


麻酔のドクターが

「これじゃ、効きめないのかなぁ、べつのにするか・・」と

言っている。


その後は別な部屋で目が覚めた。

次から次へと患者が手術台に乗せられて、運ばれてくる。

まるで何かの工場の状態。

しばらくして、看護婦さんが部屋に戻してくれた。


ダンナが既にいて、ドクターと話したらしく、

「すべて、順調だったよ、6個の卵胞が取れたって。」


6個か、エコグラフィーのときは11個といっていたのにぃー、

なんて思うと少しがっかりだったが、

それでも6個も取れたのなら十分かぁと思い直し、また寝てしまった。


今日、ラボからの電話だと受精卵は5個出来たという報告。

ダンナはまるで私が妊娠したかのように大喜びだ。

まだまだこれからだっちゅうーに・・

明日はいよいよこの卵ちゃんを戻す日である。

これからが正念場ですな。



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昨日は初の採卵をする日でした。

朝、7時にパリの西郊外にある病院ということで

早めに家を出なきゃとあせっていましたが、

時間帯のせいか早めにつきました。

それでも既に1組のカップルが待合室にいたのには

おどろいた。


必要な書類を前もって確認したし、前日にもダブル

確認をしたので、大丈夫だわと安心して

ダンナと待っていたのに、

とんでもない展開に。。。


いざ自分たちの番になり受付のデスクに向かうと、

ちょっと病院にしては場違いのお兄さん、

まさにファッション系、ホスト系、美容院にでも

居そうなお兄さんが次々と必要な書類を出すように

言っていくのだけど、知らないものが2点も・・と

いうかこちらとしてはそういう話、きいてないんですけどぉー。

それにね、体外受精をする人はたくさんいるんだからさ、

手際よくするために必要な書類のリストをくれればいいのよ、

リストをと私は地団駄を踏む勢い。


でも、このお兄さん、とっても物腰柔らかく、柔軟に対応してくれました。

それでも、いつも思うのが、フランスってなんで

いっぺんに物事がスムーズに進まないのだろうってこと。

いつも必ず最期にはなんかやらかしてくれます。

おかげでさっきまでの悠長な気持ちはどこへやら。

一瞬やっぱりあせるじゃん。


どうにか受付を済ませ、部屋に通されることに。

私の部屋番号は1113番。13っていうのがいいわねえ。

私のラッキーナンバーだわうふっと思っていると、

看護婦さんに手術服と薬を手渡され、


「血液検査の結果を下さい」と言われ、

目が点に ・・・汗


確か、先月の始めに麻酔のドクターに会ったときに

血液検査をするようにと言われていたのを思い出す。

でも、あの時確か、手術の前に検査をしておくように

ということは言われなかったし、明白ではなかった。

当然、採卵の当日なんだと思っていた。

担当の先生も麻酔のドクターに会ったかということは聞くけど

血液検査の結果などは聞きもしなかったので、ここでも

血液検査は採卵日当日なんだと確信しちゃったのだ。


ちゃんとはっきり言ってよぉーと、もう泣きそうになった。

しかし、看護婦のねえちゃんは切れちゃってて、

電話でラボの人に


「重要な血液検査をしてない患者がいるの。至急来て!」と叫んでいた。


私はこの時点で顔真っ青。まさにとんでもないことを

私の方が最期の最期にやらかしてしまったと思った。

さっき待合室でチンタラと待っていた雰囲気はどこへやら。


ここまで20日以上も針攻めに耐え、治療をしてきたのに、

この血液検査のせいで採卵ができないかもーと思うと、

もうパニック状態だった。

そして、


ダンナの顔を見ると、ハニワ顔になっているではないかっ。

彼の表情が私にとっては

収拾が付くか付かないかを見極めるバロメーターなんだけど、

やっぱり収拾不可能と読み取れた ガクリ

もしかしてもう、ダメ・・??


つづく


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