ことのままさんは
言の葉のままに願いが叶うと言われている由緒ある神社。
声に出してなにを願う。
風に舞うイチョウの葉っぱに時折ぶるぶるしながら
お散歩がてら参拝に訪れたおゆきなのです。
空高く真っすぐ伸びる大杉は
願い事を天まで届けてくれるとか。
境内を覆うように枝を伸ばす大楠には耳の穴が開いていて
言葉を聞いてくれるとか。
木々に囲まれる境内を歩いていると
本当にそんな力があるのかもしれないねって、
あおっちとふたり。
晩秋には大きな銀杏の木から
役目を終えた葉っぱ達が一斉に土に還って
次の芽を育てる準備に入ります。
循環する命を感じながら
金色に染まる境内をさくさく歩かせていただくのが
ふたりにとってこの季節の風物詩なのです。
と、今年はそこへお友達のずめちゃんがやって来ました。
特に約束していたわけでもないのですが
テレパシーが通じたみたいです。
ひさしぶり~。
元気だった?
数週間前にも一緒にお出かけしていたふたりですが
仲良しなんですね。
こうしている間にも風が葉を落とし
絨毯はさらにふかふかになっていきました。
ずめちゃんもあおっちもとっても軽いから
風が銀杏の葉っぱと間違えて吹き飛ばしてしまわないか
心配でしたが
大丈夫だったみたいですね。
まだその時ではないからね。
こんな時間は永遠には続きませんが
いっときでも長く続いたらいいですね。
おゆきもワン!と言の葉にのせて
お願いしてみようかな。
by ゆき♀