夏の終わり、桜が咲く季節でもにゃいのに
窓の下の桜の木を見るのが楽しかったにゃ。
この頃、仔雀達が毎日のように遊びに来ていたんだにゃ。
朝早くから網戸越しに賑やかなおしゃべりが聞こえて来て
なんて言っているのかなって
すごく気になったにゃ。
葉っぱがすべて落ちる頃になると
仔雀達の姿はなくなって
おしゃべりが聞こえなくなって淋しくはなったけど
秋が来れば皇帝がやって来るからにゃ。
今年は皇帝ダリアがいつになく
すごい勢いで伸びて来ていたんだにゃ。
典型的な短日植物の彼らは
日が短くなるにつれてぐんぐん大きくなる。
そして朝晩の寒暖差が激しくなると一気に蕾が膨らんで
次々と花を咲かすにょだ。
今年は桜の木よりも高く伸びそう。
そして1１月下旬になると
ついに窓辺に到達。
吹く風はしだいに冷たくなり
窓を少しだけ開けて観察することに。
先代のトラちゃん達の時代から
桜の隣に植えられていたけど
当時は今よりずっと背が低かったらしいにゃ。
昔みんなで見ていた窓の外の風景が
また楽しくなるようにって
亡き友たちの願いが込められているのかもしれにゃい。
そういえば、新しい猫部屋のこと
まだよく話していなかったにゃ。
昔は窓辺が人気ナンバー１スポットだっけど
今はちまさんのDIY作品がちょっとしたブームで
皆思い思いの場所で過ごしてる。
梯子をスリムに作り替えたり
２０年近く使ったベッドや毛布をリメイクしたりしているんだにゃ。
最近は暖かい場所を見つけて
じっとしていることが多いけど
たまには外を見ようよって
誘うこともあるにゃ。
寒い季節も窓を開けたら
向こうに素敵な景色が見えるかもしれにゃい。
by みつば♀