本日は、わたくし みつまめがもっとも敬愛する邦楽アーティスト・井上陽水氏のカタログから1曲をセレクトしますギター

 

 今回は、『ありがとう』

 

 

 奥田民生さんとコラボレーションして 《井上陽水奥田民生》 名義で作った1997年3月発売 「ショッピング」 収録曲。

 

 『ありがとう』 がタイトルになった邦楽曲は多いそうで、2016年4月20日放送のTBS 「水曜日のダウンタウンSP」 で発表されたところによると、当時59曲。『ひまわり』(73曲) 『さくら』(60曲) に次ぐ3位とのこと(ちなみに4位~10位は 『約束』 『花』 『さよなら』 『花火』 『手紙』 『初恋』 『虹』)。

 

 『ありがとう』 に限定すると、SNSの 「みんなのランキング」 が今年取ったアンケートでは、いきものがかり、SMAP、FUNKY MONKEY BABY’S、HY、JUJU、レミオロメンに交じって井上陽水奥田民生盤もランクインしています。

 

 先行シングル発売は1997年2月。《サッポロ生ビール黒ラベル》 のCMタイアップが付き、オリコンシングルチャートでは最高10位と、陽水氏のシングルでは9曲しかないトップテン入りのひとつ。にしても2023年の今に至るまでけっこう残っているとは意外な気がします。

 

 当時、曲の制作経緯を聞かれて 「箸が転んでもありがたい年ごろになったんで」 とケムに巻いていましたけど、どんな人にも当てはまるというか、シチュエーションを限定しない歌詞になっているおかげで便利?な感謝ソングになっているのかなと想像します。

 

 珍しく作られたミュージックビデオは板屋宏幸監督。1959年福岡出身で、ソニーミュージック専属の音楽監督としてレベッカ、聖飢魔ⅡなどEPICソニー系のビデオを制作。ユニコーンも手掛けていたつながりでした。

 

 ソニー、フォーライフ社長を交え、スタジオで雀卓を囲むという脱力な風景は、社会にはシニカルな眼を持ちながらもひょうひょうと、日常を楽しみつつ生きている陽水民生両氏の面目躍如の観があります。

 

 それでは、『ありがとう』(作詞/作曲/編曲:井上陽水奥田民生) ですヘッドフォン

 

 

 ♪ありがとう ありがとう 感謝しよう


  微笑んでくれて どうも ありがとう
  プレゼントくれて どうも ありがとう
  楽しんでくれて どうも ありがとう

  手を振ってくれて いつも ありがとう
  気づかってくれて 本当に ありがとう
  つながってくれて 毎度 ありがとう

  強い人 弱い人 男の人 女の人
  目立つ人 地味な人  みんな みんな ありがとう Yeah!

  ありがとう ありがとう 感謝して

  連れてってくれて たまに ありがとう
  重なってくれて 実に ありがとう
  弾き飛んでくれて 今日は ありがとう

  付き合ってくれて どうも ありがとう
  うまく誤魔化してくれて どうも ありがとう
  笑いとばしてくれて どうも ありがとう

  近い人 遠い人 やさしい人 つめたい人
  好きな人 イヤな人  みんな みんな ありがとう Yeah!

  ありがとう ありがとう 感謝して 感謝しよう  ありがとう