ミュージカル モーツァルト!
@帝国劇場
2024/9/21(土)17:45
ちょっと久しぶりの古川回。(チケ取りミスった)
今回も素晴らしかったです。
古川ヴォルフってもう、生きてる。ヴォルフガングとしてそこに存在してる。人生のすべてを見せられてる。
なんかもうね、本当に本当に凄いな……!!!
音楽なんだけど、音に乗って感情がよりダイレクトに飛んでくるという点では、ストプレを観ているような感覚です。
古川くんが3回目のカテコの銀橋の真ん中でいきなり「今日も、お客様にたくさんパワーをいただいて、出演者みんな、できました。僕らもパワーが届けと思ってやってます。だから、また、なんの作品でもいいんですけど、また一緒に作品を作ってください。ありがとうございました!」みたいな話をしてた。なんか急に長めの挨拶始まったからドキドキしてしまったし、言葉の意味が飲み込めた途端ちょっと泣いた…言葉の端々から、用意してきた挨拶じゃないな…という感触があったから、彼のそのときのテンションが本当に珍しくそういう方向に振れたんだと思う。
どうしたんだろう?
でもなんか、わかる気がしちゃったみたいなとこもあり……毎公演奇跡みたいな時間が出来上がるの、代えがたい喜びがあります。
芝居の生の空気感とか客席との熱量の交換があって成立する感じって本当に癖になるよねえ。
(余談ですがこの話、完全に自担が常々言ってることとダブりました…は〜いつか共演してくれ…言い続けたら叶うかもしれないもん。ありえないなんてことはありえないんだ…!)
赤いコートのパパとヴォルフとナンネールのくだり、フン!フン!がエスカレートしてるとは聞いてたけど、レポ見る限りちょっと遊びすぎはじめてるな〜という気がしてて心配してたんだけど、この回は明らかに古川ヴォルフだけあまり派手にそこへ参加してなくて(ふぁーーーーー好きーーーーーーーー!!)ってなった。バランス感覚が天才。客が笑ってくれるからなんでもどんどんやっていいってもんでもないんや…コント観に来てるんじゃねーのでね?
「何をしているんだ!?」
「転んだ。し、作曲してたんだ!あ、愛の喜びについて!」
にならざるを得ないくらい軽めの階段落ちしててヒヤッとしたよ〜〜〜
(影を逃れての羽ペンの仕掛けはヴォルフが蓋を握り込む形で外していそうだよね…?という気づき。ってことは、それがうまくいかなければヴォルフ役者は気が付かないわけないってことになるな…?と、前回の大我さんを思い返してしまった)
「あらお姉様〜」からの「ナンネール!」と顔を上げてコンスから離れたときの古川ヴォルフ、あの一瞬めちゃめちゃ嬉しそうな顔だったのが見えた。家族が大好きな子どものままで…でも姉の姿と表情を見て一気に顔を曇らせたじろぐんだ…つらい…
星金リプライズで「音楽に身を捧げるなら すべての鎖断ち切るの」を歌われてるときに、突っ伏して泣きながらフルフルと頭を横に振っていて……それでも立ち上がり星を見る…掴もうとする姿が切ない。いや〜神様から才能を授かった小さな我が子を守りたかった父の思いもとてもわかるな…
破滅への道、全体から浮きがちなシーンなんだけど…あとほんの少しで嵌まりそうな、というか今日はもうはぼ嵌まってたかもという感触があってワクワクした。
「神様の次に」「エンターテイメントは芸術じゃないと言うけど」「神の摂理」「音楽の魔術」…他にも色々あるけど、ピースが連なった上で『破滅への道』になっているのが腑に落ちた感じ。今日の古川ヴォルフはめちゃめちゃ破滅ルートしかなさそうに見えてたのでそういう点でもきちんと繋がってる感。
コンスのお姫様抱っこは再びなくなり、でも体は(背中ごとひねるのだけは避けてるけど)問題なく動けている印象。あそこ、お姫様抱っこしないとぜーんぶキスで埋めてくるのでそれはそれで眼福です笑。もう上着脱ぐタイミングなくなるくらいの勢いでやってた。
コンスと薔薇はまた近くに落ちてしまい拾い上げて赤い羽根とともに抱き寄せエンド。
混乱もあずま屋も毎回毎回、色が変わる。二人の温度感、言葉の吐き出し方も間の取り方も、その瞬間に生きて血の通ったものが完璧にお届けされるの気持ちいいです〜〜〜
フィナーレの影を逃れては、今期はずっとアレンジなし。できないわけではないから、しないという選択を今のところしているということなんだと思う。
古川くんはあの場面、芝居の延長線上のヴォルフガングとして立っているから、フェイク入れたり高音で上げてみたりするラストではしっくりこない感じは確かにある。重厚感ある「影から自由になりたい」という叫び。
ここが変わるときがあるとしたら、たぶんそこまでの芝居も変化してるときなんだろうな。
帝劇公演は残り少なくなってきましたが、今後どんなふうになっていくのか……あー全部全部全部観たい!!!!!
