こんばんは。
相変わらず夜更けにブログの更新であります、mnr0oooopsです。
台風4号、すごかったですよね。
私の家なんかはボロパートなもので、震度3くらいで揺れました。
でも都心の高層ビルの最上階とかでも、それはそれで怖そうです(笑)
まあ雨が降っていて洗濯も買い物も出来ないとなれば、自然に本でも読んでみるかという気持ちになりました。晴耕雨読ってやつですね。
そこで特に何の意識もせずに手に取った作品は、太宰治の『人間失格』でした。まあ言わずと知れた名作ですよね。
それをtwitterにつぶやいたところリプライが。
そうでした、何とその日は6月19日=桜桃忌だったのです。
気付かずに太宰を手に取っていました。伊達に玉川上水沿いに3年間暮らしていません。
実は『人間失格』を読んだのは高校一年生の時以来でした
。
勿論読んだのは一度きりではないので、まあ慣れ親しんだ作品といえば作品であり、当然あらすじも覚えていたのですが、当時と今とで読後感は全く違いました。いやはや、人間というのは全く面白いものです。
この作品を以下、私なりに咀嚼して書いてみようと思います。
かなり個人的な視点からですし、私は決して太宰に通じている人間ではありません。太宰作品も『走れメロス』『斜陽』そしてこの『人間失格』の三本しか読んだことがありません。ミーハーにも程があります。
そんな私ごときがこの作品を語るのは、生粋の読書家及び太宰ファンの方々にとっては作品への冒瀆甚だしい行為かと思います。
ですが、こんなちっちゃいブログがそんなに広まることもないだろうと、事実を逆手にとって勝手につらつら書いていくことにします。お気に召さないようでしたら読まれませんよう…(汗)
***
この本は「大庭葉蔵」という人物の残した手記、という立場をとりながら
その実太宰自身の伝記兼遺書的毛色のかなり強いものになっています。
「恥の多い生涯を送ってきました」という書き出しはあまりに有名です。
幼いころから過度に他人の目を気にし、無邪気を衒って過ごしてきた葉蔵は、
家族も含めた周囲から「お茶目」な人間として見られることに成功します。
そうして周囲の目を見事欺いた葉蔵が何より懼れたことは、自分の狡猾な演技が他人にばれることでした。
高等学校へ進学した葉蔵は、左翼運動、酒、タバコ、女、そして自殺未遂や薬物など、様々なものに傾倒しますが、
彼をこういった行動に導いた根本のものっていうのは結局、上記のような「バレることへの恐怖」だったんじゃないかなぁと思います。
彼はこういった演技を「道化」という言葉を何度も用いて表していますが、
そもそもこういった「道化」に走ったのも、自分の言動によって誰かをがっかりさせるのを恐れたため。
葉蔵が自身を「人間失格」と揶揄するような言動を導いた究極の理由は、
彼が誰よりも感受性豊かな「人間」だったからなんじゃないかな。…と思うのです。
***
高1以来に読んだ「人間失格」は私にとってあまりに衝撃でした。
当時の私は、頁を追うごとに堕落してゆく葉蔵に対して嫌悪の気持ちしか起こりませんでした。
「この話はバッドエンドなんだ」くらいにしか思いませんでした。
しかし今読むと、葉蔵に対して嫌悪どころか愛らしさすら覚えます。
幼少期の、両親や兄姉に媚びを売る姿なんかはとっても健気です。
まあ、共感はしませんがね…
…私いつでも言いたいことは言って育ってきたので…

(笑)
太宰が世代を越えて愛される理由も少しわかった気がします。
そして、「人間失格」を読んで以来、小説が好きになりました。
高校時代に現代文の苦手意識が抜けきらず、逃げていた自分を今更後悔してみたり…。
今は、
日本の文学〈第65〉太宰治 (1964年)/中央公論社

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これを大学の図書館で借りて読んでいます。
twitterにも書いて、何人かの方から反応いただきましたが、
(小説に限らず、)もしオススメの本があったらオススメしてください!

私、一冊の本を読破するまでは次に行きたくなくて、一度に複数の本を読んだりするのはあまり好きなタイプではないので(レポートとかの場合は仕方ありませんが…)
お薦めしていただいてもすぐに喰い付けるとは限りませんが、
オススメいただいたものは必ず読んでこのblogに感想載せます!オススメクレクレしたので、私のオススメも載せて、この記事を終了したいと思います!
落下する夕方 (角川文庫)/角川書店

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特に同年代の女の子には是非読んでほしい本です(*^^*)