コーヒーが美味いと感じなくなりました | 恋着、横着、漂着 遊び盛りゆるゆるのびのび60代

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2年早く退職して機能と効率のタガを外すことが出来ました。
人生をゆるゆるのびのびと楽しんで味わって行きたいと思う60代です。

 週3日の立ちっぱなしのアルバイトのおかけで、少々まじめに体調管理に目が向くようになった。

 午後2時から夜8時までのアルバイトで、くたびれて帰宅した後の晩飯は、高脂質、高カロリーのものを敬遠し、ひたすら温野菜中心になった。発泡酒は2缶飲むが、白米には手をつけない。

 アルバイトのない週の4日の夕飯もほぼ同じようになった。

 で、これを1カ月続けたら、体重が3kg落とせた。

 今週から、そのアルバイトは週2日になるのだが、夕飯の摂り方は今のままで行けそうな気がする。

 おそらく、遠からずLDL=悪玉コレステロールというのも正常値に戻せるだろうと思っている。

 

 そう言えば・・・と思い出したのだが、トライクを停めている実家から2.3分のところに住んでいる昔の同級生が、この悪玉コレステロール値を下げる薬を飲んでいると言っていた。しばらく前に遭ったもう一人の同級生も同じ薬を飲んでいて「全く節制しないで飲んで食っている」と言っていた。

  

 江田証先生の『新しい腸の教科書』では、「60才を過ぎると腸内の悪玉菌が急増し、腸内環境が悪化する」と指摘しているから、これはもう、ほとんど例外なしに平等に訪れる老化なのだ。

 50代までの食い方を続けていたら、病気にまっしぐらに向かうわけである。

 60にして耳順えるかどうかは不明だが、60にして食い改めなければならない(笑)。

 

 私の場合は、既に5年近く超過してしまったが、アルバイトをキッカケに、「食い改め」を実践することになった。

 江田証先生のこの本は『パン・豆類・ヨークルト・りんごを食べてはいけません』と併せて、書棚からいつでもすぐに取り出せる場所に置いていて、時々、目安のようにして気をつけているつもりだったが、全面的に実践することはなかった。

 それがアルバイトをキッカケにして、できるようになったわけだがら、この一点だけとってもアルバイトの効用があったと実感している。

 

 ところで、つい最近まで朝にはコーヒーを一杯だけ飲んでいたのだが、ほんの数日前から美味いと思わなくなってしまった。

 何だか胃に重いのである。

 これまでも、重いとは感じていたが、水も一緒に飲むことでコーヒーの重さを和らげていた。

 しかし、水を飲んでも、マグカップ一杯のコーヒーを飲み切る気になれない。

 これも腸の老化なのか、それとも胃も含めた体調の変化、老化なのか分からない。それでも美味くないことは確かで、昨日の朝に残したコーヒーを今朝、二口くらい飲んでみたが、結局、捨ててしまった。

 

 カミサンが毎朝、飲んでいるほうじ茶をマグカップに一杯も行かず、何口分程度を入れて飲むようになった。

 これで満足である。

 ・・・

 たった今、検索してみると「朝のコーヒー一杯」は、よろしくないようである。

 カフェインでシャキッと目覚める効果はあるが、胃腸や脾臓、腎臓への負担がかかるらしい。

 コーヒー一杯よりも、前夜からの安定して深い睡眠がとれていれば、目覚めはいいとのことだ。

 であれば、私にはコーヒーは必要ではなくなった。

 朝早くからシャキッとしなければならない身柄ではない(笑)。

 勤め人の頃、特に最後の7年間は、朝のコーヒー一杯が習慣だった。「戦闘準備態勢」になるために必要だった。職場でも毎日2杯くらいは飲んでいた。

 それが、退職して、前期高齢者の仲間入り直前になって、コーヒーとはほぼ縁を切ることになる。

 ちょっと面白いなあ。ちょっとだけど(笑)。

 どんな面白さなのかと言えば、こんな風にして、自分の老化と向き合って、色々と暮らし方を変えて行くのが面白い。自分にとって「適正な」選択をして、その結果を「適正に」見極めて行く。

 あの南伸坊さんのように、老いを発見として面白がる、楽しむという感覚を持って行きたいと思う。