私がトライクに乗る時は完全装備を心がけています | 恋着、横着、漂着 遊び盛りゆるゆるのびのび60代

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2年早く退職して機能と効率のタガを外すことが出来ました。
人生をゆるゆるのびのびと楽しんで味わって行きたいと思う60代です。

 最近、トライクが追突事故を起こし、ノーヘルの運転手が亡くなったという傷ましいニュースに接しました。

 トライクは走行時、ヘルメットの装着義務はありません。

 しかし、安全性という点ではバイクとほとんど変わりません。バイクよりも危険度が増す場合すらあります。

 それは私自身、実体験していることなので、はっきりと言えることです。

 道路のデコボコはバイクよりも震動を受けやすいですし、カーブを曲がる際にはバイクよりもはるかに減速・徐行しなければ危険です。

 

 そう言う私は、四年前の八月に群馬県の妙義山の下りの車道で、慎重な減速をせず、トライクは横転してしまい、自分の身体はガードレールにぶつかり、向こう側に投げ出されました。

 左足の外側のくるぶし骨折という全治二カ月のケガを負いました。

 しかし、それだけで済んだのは幸いでした。

 ガードレールの向こう側には土手があったために、雑草の生えた地面に投げ出されただけで済みましたが、現地の前後はガードレールの向こう側に土手がなく、そのまま崖になっているところも少なくなかったからです。

 

 ただし、そのケガも防げたかも知れなかったのです。

 というのも、その時、私は市販の普通の柔らかめのブーツを履いていただけだったからです。

 今、履いているバイカーシューズは、この時の自損事故の教訓から、かかと・くるぶし・つま先にしっかりプロテクターが入っているもので、初めからこれを履いていれば、打撲にはなったとしても骨折までには至らなかったかも知れません。

 

 以来、私は、自損事故の範囲では、どこも骨折はしないで済むような装備をするようになりました。

 

 

 フルフェイスのヘルメット、グローブはこぶしの部分すべてにプロテクターの付いたもの、ネックプロテクター、ジャケットは胸部・背部・肩・肘にプロテクターの付いたもの、腰骨と膝、スネすべてをカバーできるプロテクター、それにかかと・くるぶし・つま先にプロテクターの入ったバイカーシューズです。 

 ウエストバッグも付けます。

 自損事故では、空中前転のようにして投げ出されたのですが、どうやらこの時、タンクに股間をぶつけて、少々打撲を負いました。男性機能不全には至っていませんが(笑)、かなり痛かったことは確かで、股間打撲防止のためにウエストバッグはアリなんじゃあないかと思って着けています。

 ただし、一台目の相棒である小型の中華トライクと違って、今の二台目の相棒であるホンダバリオ・トライクはスクーター型なので、アンバイは違うかもしれません。しかし、用心に越したことはありません。

 

 道の駅などで、行き合った他のバイカーさんと立ち話になる時には、私のこの装備にほぼ皆さんが驚きます。ここまで重装備しているバイカーは他には滅多にいないからです。

 でも、自損事故の教訓などを話すとうなづいてくれます。

 ケガ防止のための装備は、やりすぎて問題なんてことはないのです。