いつものように実家を出て最寄りのガソリンスタンドに立ち寄った。この時、午前10時30分丁度。
今日は甲州市の道の駅甲斐大和に行こうと決めていた。初めて訪ねる道の駅だ。
久々のソロツーリングになるので、距離感覚と時間感覚がおぼつかない。
ええーと…奥多摩湖まで一時間くらいだったかなあ・・・おっ、ほぼその通り。
このあと、道の駅たばやままではそれほどかからなかったと思うが・・・・ふむふむ。これもその通りだった。正午15分前だったので、立ち寄らず、そのまま柳沢峠までノンストップで走ることにする。
それにしても、ここを過ぎてから、走っているとあちこちの残雪が目に飛び込んでくる。
道路わきだけでなく道の中央線も、場合に寄れば四輪車が踏まない片側道路の真ん中にもある。アイスバンになっているほどではないが、トンネルを出たあとなど要注意だ。
さて、柳沢峠に着いた。
正午を15分程度過ぎている。ほぼ見込み通り。こちらの食堂で、麦とろ飯セットを注文した。
雲の多い空。
このあと、ループ橋を通りぬけて街中へ。
とりあえずツーリングマップルで予習していたつもりの「塩山なんとか・・・」という交差点に辿り着かない。
いや、こんなところまで来ないはずだなあ・・・と思って、少しだけ引き返して、ご自宅の庭におられる御仁(70代かな)にお尋ねした。
「次の交差点をね、左折してずっと走って行けば、道沿いにあるよ」
「あ、その等々力っていう交差点ですか」
「うん」
「どうもありがとうございます」
言われた通り、走る。
あ、まっすぐ行く途中の「柏原」という交差点が見えた。ここもツーリングマップルの予習で頭に入れていた地点だ。
こんな風にツーリングマップルを使い、迷子になりそうだったら、現地の方に尋ねる。
徹底してアナログ・ソロツーリングだが、自分にはこのやり方が心地いい。
さて、到着。
こじんまりとして寂れた印象も受ける。
売店でいろいろと物色した上で、みそせんべいとぶどう紅梅というお菓子を買った。合わせても千円しない。
みそせんべいの方は、いつも柳沢峠の食堂のレジ横に置かれているもので、美味さは分かっている。
大して居ず、ここを出たのが午後2時前。
引き返す途中、鉄道の甲斐大和駅があったので、立ち寄って相棒と記念撮影をした。
帰路、街中から柳沢峠に向かう途中のガソリンスタンドで念のため給油。
更に登り続けて、ループ橋で一枚。
今日は、富士山を眺めることが出来なかったなあ。残念だ。
もう一枚。
道の駅たばやまに立ち寄ったのが午後3時過ぎ。
バイクは他に一台もなし。
この日は、行き帰りともほぼバイカーは自分だけだった。
売店で、ワサビ漬けを買った。
それにしても、花粉症真っ只中だが、目も鼻もそんなにかゆくはないなあ・・・と思いながら走っていたのだが、奥多摩湖あたりで猛然とかゆくなって来た。
一応、フルフェイスのヘルメットを被り、不織布のマスクを付けているが、当然のこと、隙間風が入って来る。
午後5時過ぎに実家へ戻った時には、ひたすらかゆい。
着替えて、おふくろに土産の二品を分けて渡し、自転車に乗り換えて自宅へ戻る時も、戻ってからも、もうとにかくかゆい。
目薬と点鼻薬でしのいだが、冷凍庫から小さな保冷剤を出してまぶたに当てていた。
それでも炎症のひどさを感じて、鼻は詰まって来るし、いやあ、この時期、出るのは控えるべきか・・・などと思ったが、後の祭りだし、いやいや、面白さの方が勝ったから、行くべきだったよなと自分に言い聞かせた。
あ、そうそう。
甲斐大和みそせんべいはネットでは買えないが、今日のもう一つの土産 甲州ぶどう紅梅はネットでも見つかった。
これなんだが、あんまり甘いものをたべないカミサンにも好評だった。
花粉症の季節が終わったら、甲斐大和道の駅のその先まで走ってみよう。
〈花粉症対策がらみの追記〉
フルフェイスではないヘルメットはトライクを買った時にサービスでもらった。
そのためのゴーグルも買った。
しかし、出かける前に試着してみて、やめた。
この季節、顔に当たる風の冷たさはあるし、ゴーグルでもそれなりに隙間が出来る。それに、おそらく風を切って走ることで、不織布のマスクにも花粉は飛び込んで来るだろうと思ったから。
うーん・・・バイカーの皆さんは、どんな花粉症対策をしているんですかね。ちょっと検索してみよう。