女性を被写体とした写真集の続きである。
この写真集で、ヌード写真集でなくとも充分エロティックであると確信した。
彼女は脱いでいない。
この人の写真集は他にも二冊ある。そのうちの一冊は、同じ女性のマッサージ師らしき人にマッサージを受けていたり、色々と打ち解け、リラックスした彼女の佇まいが中心なのだが、そのわけは撮影者が女性であるらしいのだった。演技性から離れた雰囲気は分かるが、面白くない。
この写真集の表紙は、例えば自分独りの前で彼女がショウをしてくれている・・・という妄想も成り立つ。
(全くバカじゃねえの、と自分にツッコミを入れもしているが、案外、まじめにエロティックとは何かを考えているのだ。)
だから、脱がなくともいいのだ。
脱いでいなくても、かなり挑発的なポーズを彼女はとっている。その何点かは極上である。
とりあえず、女性が被写体となっている写真集で捨てていないのは、先に紹介した『吉沢京子 写真集』とこの女性の二冊である(吉岡美穂を撮った女性カメラマンによる一冊は結局、つい最近、処分してしまった)。