考えさせられる「ジョーカー」2019(51) | Mの映画カフェ♪

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映画の感想など



とても評判が良いですよね
アメコミが原作なのに暗く、陰鬱な作品

心優しいアーサーが悪へと変貌してゆく…というには、最初から明らかに心を病んでいるし

「こんないい人が、何故!世の中は間違っている」というよりは
「何かしでかしそうな人が、やっぱり」という感じ。

アーサーが人々を扇動する訳でもないのでスカッとしないし

共感もできないので、絶賛する気にはなれず…

しかしつまらなかった訳ではなく、余韻があって良いと思いました
色々な解釈が出来るのが面白い。

アーサーはジョーカーじゃないとか
(バットマン=ブルース・ウェインとの年齢差や、名前がジャックでない等)
全てアーサーの妄想だとか

全てだったら夢オチのようで見も蓋もないけれど、いくつかの出来事は妄想であるとはっきり示されていますね

また過去の映画にオマージュを捧げているらしく、先に観ているとより楽しむ事が出来ると思います(私は…観ていない!)


ホアキン・フェニックス
「ビューティフル・デイ」を思い出すどこまでも暗い演技。うまいとは思うけれど私やっぱりこの人が苦手

やっぱりティム・バートン「バットマン」のジョーカー(ジャック・ニコルソン)が好きだな~。



(10月9日 T・ジョイPRINCE品川)