とても評判が良いですよね
アメコミが原作なのに暗く、陰鬱な作品
心優しいアーサーが悪へと変貌してゆく…というには、最初から明らかに心を病んでいるし
「こんないい人が、何故!世の中は間違っている」というよりは
「何かしでかしそうな人が、やっぱり」という感じ。
アーサーが人々を扇動する訳でもないのでスカッとしないし
共感もできないので、絶賛する気にはなれず…
しかしつまらなかった訳ではなく、余韻があって良いと思いました
色々な解釈が出来るのが面白い。
アーサーはジョーカーじゃないとか
(バットマン=ブルース・ウェインとの年齢差や、名前がジャックでない等)
全てアーサーの妄想だとか
全てだったら夢オチのようで見も蓋もないけれど、いくつかの出来事は妄想であるとはっきり示されていますね
また過去の映画にオマージュを捧げているらしく、先に観ているとより楽しむ事が出来ると思います(私は…観ていない!)
ホアキン・フェニックス
「ビューティフル・デイ」を思い出すどこまでも暗い演技。うまいとは思うけれど私やっぱりこの人が苦手
やっぱりティム・バートン「バットマン」のジョーカー(ジャック・ニコルソン)が好きだな~。
(10月9日 T・ジョイPRINCE品川)