「SOMEWHERE」「英国王のスピーチ」 | Mの映画カフェ♪

Mの映画カフェ♪

映画の感想など


土曜日
TOHOシネマズ六本木ヒルズ
「英国王のスピーチ」

うーん
やっぱり映画に先入観はない方がいい。
この作品、単館でひっそりと公開されていたら、まぁ悪くない作品だと思えたのかも知れない。

こんな騒ぎになるような作品とは思えず、

アカデミー賞は堂々と娯楽性や大衆性を賞賛すればいいのに
と、つい余計な事を考えてしまった。

「感動的な」スピーチが第二次世界大戦の開戦を告げるもの、というのも何だか後味が悪かった。

日曜日
品川プリンスシネマ
「SOMEWHERER」
監督 ソフィア・コッポラ
主演 スティーヴン・ドーフ、エル・ファニング

こちらは、とても面白かった!
登場人物の説明もほとんどなく、事件も起きない。

監督の子供時代のあるいは親としての心情が投影されているのか

意味のないインタビュー、バカバカしい授賞式、セレブな生活。
映画界の空虚な部分が描かれていて、ちょっと可笑しい。

この先、ややネタバレです。

ホテルのスィートルームを泊まり歩く父と娘
ラスベガスではギャンブルに興じ
刹那的な生活をしているけれど

やがて娘は不安を口にして涙を流し

父は自分を何もない空っぽな人間だと嘆く。


表面はお洒落でいて
中身は
とても人間的な、魅力的な映画でした。

スティーヴン・ドーフ、すてきニコニコラブラブ

エル・ファニング(ダコタ・ファニングの妹)超キュート音符

製作総指揮 フランシス・フォード・コッポラ