「シェルブールの雨傘」 | Mの映画カフェ♪

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映画の感想など


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1964年 仏
監督 ジャック・ドゥミ

勢いでこちらも見に行きました。
「シェルブールの雨傘」
主演 カトリーヌ・ドヌーブ

キネカ大森、金曜日まで。
行くなら今日しかない!と突然気づき、会社をダッシュで出てギリギリに到着。

おぉドヌーブ、若い!
ミュージカルでしかも台詞がすべて歌なので
初めは若干違和感があるが、
次第にストーリーに引き込まれて気にならなくなる。

ドヌーブの衣装ドキドキ

チェックのスカートに黄色のカーディガンキラキラ
オレンジのドレス、コート、パンプスサンダル
ピンクのカーディガンにピンクのリボンリボン
ブルーのワンピースにカーディガン…

う~んキリがない、全部ステキで全部着たくなる!

17歳のジュヌヴィエーヴと20歳のギィ。お金はないが強く惹かれあう二人は、結婚を考えている。
そこに現れた裕福な宝石商がジュヌヴィエーヴの母の雨傘店に援助を申し出る。
ギィは兵役に召集され、二人は離ればなれになる…

わかりやすくストレートな悲恋物語だけれど、

若い恋人達の離れたくないという気持ちも
ジュヌヴィエーヴの選択も
すぐに忘れられるという母親の気持ちも
ラストシーンのギィの
今ある家族を大切に思う気持ちも

それぞれに正しい。

若い時に望んだものとは
違う幸せを手に入れた二人は
小さな挫折や苦しみを乗り越えて生きている。
それが大人になる事だとしたら

大人になった二人が再会するラストシーン、やはり会えて良かったのだと思う。

この映画が描いているのは、きっと誰もが持つ

忘れたくない思い出なのだ。


まだ幼さの残るドヌーブはこの時21歳、
3年後の「昼顔」では隙のない美人になっている。
ドヌーブのアルバムを覗いたような気がして、ちょっと嬉しいラブラブ

美しい歌声は吹き替えでも、メロディーが心に残って
駅まで口づさんで帰ったのでした音符
観てよかった~!