159.「先生は泥棒のような天使長の中でも、天の側の天使長の立場だったのです」 | 御言 missing link

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 文先生は1954年に統一教会を創設し、1960年にご聖婚され、それにより「統一教会」という氏族圏が確立し、ザカリヤ家庭とヨセフ家庭を蕩減復帰する立場に立たれました。この時の文先生は原理的には天使長の立場であり、統一教会の内的目的は、その中に、ヨセフとマリヤの使命を持つ人物を立て、そこにイエス様の立場のアダムを送り、女性たちを中心とする母子協助によって、アダムの新婦を復帰し、子羊の婚姻を成就するところにあったと考えられます。
 また、洗礼ヨハネの立場に立つ人物を蕩減復帰するため、正妻との間に自分の息子をもうけ、さらには別の女性との間にイエス様の立場の息子を誕生させ、後に子羊の婚宴を実現することによって、イエス様が果たすことができなかった自分の血族を中心とするアダム家庭復帰を完成しようとされていたと考えることができます。
 このあたりになると、特に、最近の記事から読み始められた人には受け入れがたいところがあるかもしれませんが、次のような御言があります。

「そうして17歳のお母様を選んで立てました。普通は40歳の年取った男性が娘のような処女と結婚すると言ったら泥棒野郎というのです。しかし先生は泥棒のような天使長の中でも、天の側の天使長の立場だったのです。それは復帰路程です。そこで復帰路程に戻るのです。」 (「文鮮明先生み言葉選集」306巻より)

 文先生は、1960年の御聖婚のときの自らの立場について「天の側の天使長の立場だった」とはっきりと言っておられます。
 さらに御言です。

「イエス様の弟子達は血統的には何の関係もない、外的な霊の子女でした。天国建設というものは、外的な子女を中心としてつくるのではなくして、直接の自分の血統を受け継いだ子女を中心としてつくるのが原理原則です。霊の子女とは結局、何かというと、天使長圏です。平面的地上においての天使長世界です。実体天使長です。それを勝利するということは、アダム・エバの立場にあるアベルと完全に一つになり、絶対服従するということです。アダム・エバに反対し、堕落させるような天使世界ではなく、アベルの立場にある者に絶対服従する、実体の天使世界にあたるのがカイン復帰圏であり、霊的子女圏です。この内容をはっきり理解しなければなりません。アダム・エバが堕落する時の霊的天使世界が、復帰時代において実体の天使世界に展開した立場が、カイン圏であり霊的子女圏です。もともと天使界は天使長を中心として一体となり、アダムを中心として天使長は絶対服従しながら侍っていく立場でした。」 (祝福23号 P124 故郷に帰りましょう 1978年9月22日)

 文先生は、
「イエス様の弟子達は血統的には何の関係もない、外的な霊の子女でした」
 と言われ、
「天国建設というものは、外的な子女を中心としてつくるのではなくして、直接の自分の血統を受け継いだ子女を中心としてつくるのが原理原則です」
 
と言っておられます。イエス様に関する説明となっていますが、文先生と統一教会との関係も全く同じはずです。
 そして、
「霊の子女とは結局、何かというと、天使長圏です。平面的地上においての天使長世界です。実体天使長です。」
「実体の天使世界にあたるのがカイン復帰圏であり、霊的子女圏です。」
 
これは、私達と私たちの霊の子女との関係を言われたというよりも、真のアダムとこの当時の統一教会、食口、祝福家庭との関係について言われたことなのではないでしょうか。
 このような視点に立つと、私達が受けてきた祝福(合同結婚式)の意味も、もう一度考え直さなければならないように思えてきます。私達は祝福を受けることによって原罪が清算されると思ってきました。そして三日儀式を成した後に本然のアダムとエバの位置に立つと教えられました。その結果、祝福家庭から生まれてくる子女は祝福二世と呼ばれ原罪なき立場に立って生まれてくると信じてきました。
 しかし、これまで説明してきたように、祝福の時に行われた様々な儀式についての御言は、中心的には、本来のアダム家庭復帰について説明するためのものであったと言えます。私達の個人の贖罪と全く関係がないとは言えないでしょうが、「最終的な贖罪」となっているとは、考えにくい部分を残しています。メシアといえども、メシアやアダムの権能をもったまま、天使長の立場に降りるということは理論的に無理があるからです。さらに、天使長がどのような勝利圏を築いたとしても、それは次の世代に現れるアダムのための基盤であり、メシアにもどるための条件とはなりません。天使長が真のアダムとの相互の関係なしに、自らアダムになるという原理的軌道自体は、もともとなかったはずだからです。

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