155.「ヨセフと同じ立場は、正にイスカリオテのユダが適格者でした」 | 御言 missing link

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 イエス様は、洗礼ヨハネの失敗によって喪失した天使長家庭の基台を取り戻すために、自らが洗礼ヨハネの使命を背負い、ヨセフの立場を蕩減復帰する人物とその氏族の代わりとなる弟子たちを探し出さなければならなくなったのでした。文先生によれば、そのヨセフの立場に該当する人物がイスカリオテのユダだったとのことです。
 御言です。

「ここでマリヤはイエス様と一つになって、いかなる犠牲を払ってでもイエス様の相手を求めてあげる使命を果たさなければなりませんでした。しかしその使命が果たせなかったことによって、すべてを失ってしまったのです。ヨセフを中心とした家庭において、すべてを失ってしまったのでイエス様は家を出て、相手を探し求めなければならなかったのです。
 それならば、家を出てこのことをしなければならないという場合に、ヨセフと同じ立場に誰を立てるのかということが問題なのです。これは正にイスカリオテのユダが適格者でした。
 またマリヤの立場に立ち得る人をどこから探さなければならないのでしょうか。家庭において、マリヤとヨセフが失敗したので、これを再び取り戻さなければなりません。これを復帰しなければイエス様は使命をつなぐことができないので、このことを外的にするためにイエス様は家を出たのです。そうして十二弟子を探し立て、イスカリオテのユダを中心として、このことをしようとしたのです。それにもかかわらず、彼のみ旨は成し遂げられなかったのです。
では、その原因は何でしょうか。イスカリオテのユダは、なぜイエス様を銀貨三十枚で売ってしまったのでしょうか。イスカリオテのユダは、愛する妻を、昼夜イエス様に仕え、忠誠を尽くせるように協助しなければなりませんでした。
 
妻と別れることがあったとしても、その妻をイエス様の母と同じ立場に立たせ、イエス様に協助できる基台を準備してあげなければならなかったのです。それにもかかわらず、その責任が果たせなかったのです。このような基台がすべて崩れたので、イエス様は行く所がなく、やむを得ず十字架で亡くなられたのです。このようにイエス様は、非運の歴史を背負われて亡くなったので、今日、我々統一教会ではこのような歴史を解怨しなければならないのです。」 
(イエス様の生涯と愛 P186~188 1970年10月19日)

文先生は、
「ヨセフと同じ立場に誰を立てるのかということが問題なのです。これは正にイスカリオテのユダが適格者でした。」
 と言われ、さらに、
「またマリヤの立場に立ち得る人をどこから探さなければならないのでしょうか。」
 と言っておられます。
 このヨセフとマリヤの立場とは、イエス様をその誕生から迎えるための氏族的な基台の中心的立場を表していると言えます。
 そのヨセフの立場に立つはずだったのがイスカリオテのユダであり、彼は、
「イスカリオテのユダは、愛する妻を、昼夜イエス様に仕え、忠誠を尽くせるように協助しなければなりませんでした。」
 
とありますから、イスカリオテのユダは、ヨセフと同様、自分の妻が奪われるような立場に立つようになっていたようです。
 さらに、
「妻と別れることがあったとしても、その妻をイエス様の母と同じ立場に立たせ、イエス様に協助できる基台を準備してあげなければならなかったのです。」
 とあります。
「妻をイエス様の母と同じ立場に立たせ」
 というのは、
「ヨセフの妻になるはずであったマリヤが、ザカリヤと関係し、イエス様を身ごもって、イエス様の母となった」
 ようにということだと考えれます。
 そうなると、イスカリオテのユダがヨセフの立場であるならば、このときのザカリヤの立場に立つ人は誰だったのでしょうか。言うまでもなく、イエス様だったということになります。
 ヨセフとマリヤのもとを離れ、洗礼ヨハネを失った後、イエス様は、イスカリオテのユダとの関係において、マリヤの立場の女性を探し、その女性との間に子女をもうけ、その子女をユダを中心とする弟子たちの氏族的な基台の中で育てるということを成そうとされたと考えることができます。
 そして、その子女こそが、イエス様の造ろうとされた環境の中で誕生すべきであった真のアダムでした。
 しかしながら、
「このような基台がすべて崩れたので、イエス様は行く所がなく、やむを得ず十字架で亡くなられたのです。」
 となってしまったのでした。
 キリスト教の基台と氏族の基台を失った後の文先生についても、そのときの立場、行く道は同じだったのではないでしょうか。だとしたら、そこには避けて通れない「妾」と「庶子」の問題が存在していたということになるでしょう。

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