第17回 後巷説物語 その2 | ちょい悪爺LEONのブログ

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大阪フィルハーモニー交響楽団のファンで、その演奏会を中心に投稿します。写真撮影は公共交通機関を利用して行ける所を中心に復活しましたが、写真はインスタにpostしています。
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2009/01/19(月)
LEONです。

出勤前のひと時です。

最後に収録された風の神の冒頭部分に百物語の解説があります。

引用開始

昔。
百物語という遊びが流行しました。
誰が始めたものなのやら、通人や、好事家が好んで行った座興でありました。
---中略---
百物語とは、百の怪しいお話、恐ろしいお話、奇妙なお話を、一夜のうちに
語り尽くすという趣向の、怪談会でありました。
それも、ただの怪談会ではなかったのです。
百の怪しを語るなら、語り終えたるその刹那、奇しきことがその座に起きる、
怪しきものが立ち現れると、そう伝えられててもおりました。百物語というものは、
怪事を引き起こすために考案された作法、怖ろしい恐ろしい呪法でもあったのです。

引用終り

また、この物語のなかで引用される『怪談老の杖』の一節にこの作法が
説明されています。

引用開始

延享の始めの頃、厩橋の御域内にて、若き諸士宿居(とのい)して有けるが、
雨いたうふりて物凄き夜なれば、人々一ツ處にこぞよりて、例の怪談になりぬ、
その中に、中原忠太夫といふ人、坐中の先輩にて、至極勇敢の人なりしが、
世に化物はありと云ひ、無しと云ふ、比喩一定しがたし、今宵は何となく
凄まじきに、世にいふ處の百もの語といふ事をして、妖怪出るや出ざるや、
ためし見ん、と云ひ出しければ、何れも血気の若とのばら、各いさみて、
さらば始めんとて、まづ青き紙を以て、あんどうの口を覆い、傍に鏡一面を立て、
五間も奥の大書院に名をし置き、燈心定りのごとく百すじ入りて、一筋づつ消し、
鏡をとりて、我が顔を見て退くべし、尤、その間の席々には、燈をおかず、
闇がりなるべし、と作法進退形のごとく約をなし・・・・。

引用終り

一種の肝試しなんでしょうか?