Vol.452 大阪フィルのブラームスチクルスⅡ | ちょい悪爺LEONのブログ

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大阪フィルハーモニー交響楽団のファンで、その演奏会を中心に投稿します。写真撮影は公共交通機関を利用して行ける所を中心に復活しましたが、写真はインスタにpostしています。
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2019/10/03(木)

LEONです。

 

昨夜、大阪フィルハーモニー交響楽団ブラームスチクルスⅡを聴いてきました。

ザ・シンフォニーホール 19:00開演

 

          

 

尾高マエストロの病気休養があって、もともと7/13の予定が10/2に延期になった公演です。

 

1曲目は清水華澄さんがアルト独唱,大阪フィルハーモニー合唱団の男声陣が歌う『アルト・ラプソディー』。

2曲目は大阪フィルハーモニー合唱団が歌う『運命の歌』。

休憩後のメインは交響曲第2番

 

清水さんのアルト・ラプソディー、とても良かったです。

ブラームスはロベルト・シューマンによって世に紹介されてその後の音楽家としての名声を勝ち得ていきますが、ロベルトの死後、音楽家としても有名であった妻クララ・シューマンを愛するようになります。ブラームスの14歳年上でした。

手紙の書き出しが『尊敬する奥様』⇒『最も大切な』⇒『最も愛する友』⇒『愛するクララ夫人』⇒『愛するクララ』と変化していきますが、時間をかけて話し合った末に、音楽家同志の友情となっていったと言われています。

その代わりと言うわけではないでしょうが、ブラームス37歳の時、シューマン夫妻の三女ユーリエを密かに愛するようになったものの、別の男と婚約したと知り失恋の失意に沈むことになったようです。

これを克服するために拠り所としたのがゲーテの詩『冬のハルツ紀行』でした。この中の3節を使って傷心を自ら癒す曲を作ったとされています。

オーケストラの低弦が重く、しかしそれほど暗くもなく進むなか清水さんの声量があるアルトが朗々と響き渡る。びっくりするほどの響き。聴き惚れてしまいました

余談ですが年末の第九にも登場予定なので楽しみです。

後半に出てきた男声合唱はテノール・バスとも助演が5名づついました。もしかしたらプロかしら。いい出来でした。

 

運命の歌』も良かった。

運命を知らない天上界の精霊たちを歌い、対照的に人間は厳しい運命があることを歌う。大フィル合唱団がその両方を歌い分けていたのが素晴らしかった。

オケも合唱団も尾高シェフの想いのまま動く。素晴らしい一体感=素晴らしい信頼感もここまで昇華したかと一ファンとして感動しました。

 

尾高さんの病気療養もありましたが、無事復帰されての交響曲3番も感動しましたが、今回の第2番は過去に聴いたなかで最高のブラームスでした。昨年のベートーヴェン・チクルスや今年のブラームス・チクルスを通じて尾高イズムの浸透は目覚ましく、素人の私でもよくわかる成果が見られます。

第1楽章の冒頭からす~っと引き込まれる自然な流れで、聴いてて心が安らいでいくのがわかります。

木々のざわめきを表すように震える弦楽器が美しく、また高橋さんが吹く角笛風のホルンが超美しい

何でもないようなところでも、あまりの美しさが琴線を刺激し涙腺が緩んでしまいました。

最終楽章は次から次へと、これでもかと現れる怒涛のメロディーと大フィルの持ち味の強烈な音圧に圧倒され続けて終曲となりました。

尾高さんのこのエネルギーはどこからと思ってしまう指揮ぶりと、もっともっとと煽るのを受け止めるだけでなく、いくぞいくぞと催促するようにドライヴをかけるオケのメンバー。

ホールはひときわ大きいブラボーと拍手の坩堝となりました。

ちなみに今回のコンマスは先日退任した田野倉雅秋さんでした。もちろん現ソロ・コンマスの崔文洙さん、コンマスの須山さんに不満があるわけではないですが、田野倉さんのコンマスはしっくりくるなぁ。

 

今回もリハ・本番ともマイクが林立していました。『ブラームス交響曲全集』的なCD販売の予定でもあるのでしょうかねえ。

次回定期のプレレクチャーの時に聞いてみよう。

次の定期は10/25&26とことんR.シュトラウス尾高マエストロの指揮です。

そして次回ブラームス・チクルスは最終回11/20。交響曲第4番ほか。

 

最高の演奏に出会えて幸せでした。

帰りには珉珉でひとり祝勝会?でした、五目塩ラーメン餃子と生ビールを付けました。