2019/01/19(土)
LEONです。
大阪フィルハーモニー交響楽団から会員向け情報誌『Times』が届きました。
2019/4-2020/3のイヤーブックともいえる小冊子が同封されていました。
写真右がそれで、左は2018/4-2019/3のものですが、比べるとコンパクトになりました。
しかしページ数は圧倒的に増え、内容も顔写真入りの団員紹介なども載っていてかなり充実しています。
2019/4-2020/3のプログラム編成のコンセプトも音楽監督の尾高さんが示してくれています。
その冒頭に2018の振り返りも記載がありますが、大フィルのいざというときの集中力に触れています。
1/9に聴いた京都大学交響楽団の集中力に感嘆しましたが、大阪フィルのようなプロ集団の集中力を維持した演奏はほんとに素晴らしい。
音楽監督就任記念演奏会で演奏されたブルックナーの交響曲第8番は88分43秒にも及ぶ超大作でしたが、あっという間に終わってしまった感があり、聴衆をも巻き込んだ驚異の集中力でした。CDに記録されたこの名演を何度も聴いていますが、聴くたびに感動しています。
尾高さんが感極まって涙しながら指揮をしたと後に話していたようですが、ほんとにお見事でした。
さて、大阪フィルの第524回定期演奏会は一昨日・昨日と二日間。
で、昨日行ってきました。
尾高さんは、永年ブルックナーを取り組んできて重要なレパートリーとして大切にしてきた大阪フィルには、エルガーは向いていると言っていました。
武満徹も良かった。大阪フィルの弦の美しさを堪能できる素晴らしい曲でした。
それでも武満作品は好きになれませんけど・・・。
神尾真由子さんが弾くブルッフのヴァイオリン協奏曲も良かった。
でも、体調悪かったのかなぁ。前半は素人でも感じるピッチの不安定感で聴き心地が良くありませんでした。
諏訪内さんで聴きたかった。残念。ブラボーが飛び交うのはなぜ?解せない。
CD録音用のマイクが林立する中、エルガーの循環主題が始まりました。尾高さんが得意とするエルガーですがなんともNobleで一気に尾高ワールドに引きずり込まれていきました。
オケに対する細部にわたる丁寧な指示は美しくもあり、それに対峙するオケも万全に見えました。
コンサートマスターには首席客演の崔文洙、フォアシュピーラーに須山暢大、第2vn.田中美奈、宮田英恵、ビオラは木下雄介、岩井英樹、チェロは花崎薫、近藤浩志と豪華なキャストが最前列に並びます。
随所に出てくるソロもそれぞれ素晴らしかった。
そういえば、今日のホルンはほぼ完璧で美しい音でした。
オケは全体によく鳴っていました。ベートーベン・ブラームス・ブルックナーを大切にしながら英国音楽などを肉付けしていくという尾高さんのコンセプトは大阪フィルのこれからにぴったりマッチしているように思います。
3年間首席指揮者をやった井上道義さんに鍛えられたショスタコーヴィチも貴重な財産ですし、大阪フィルの引き出しはどんどん増えていくでしょう。
ともあれ尾高さんには永く音楽監督をやっていただきたいと思います。
今年は4月の定期でマーラー/交響曲第9番を聴かせてくれます。
6月にはR.シュトラウスのオペラ『サロメ』、10月にもR.シュトラウスまみれの定期(交響詩『死と変容』ほか)
来年1月にはエルガーのチェロ協奏曲でチェロのイッサーリスとの協演を聴かせてくれます。
この定期演奏会も聴き逃せない。この日はブルックナーの交響曲第3番がメインだから・・・。
なんと贅沢なコンサートでしょう!!!
まだまだ楽しみは続く。楽しみ・楽しみ・楽しみ・・・・・。


