2019/02/20(月)
LEONです。
2/18の大阪フィルハーモニー交響楽団第505回定期演奏会に行ってきました。
前半のショスタコーヴィチ交響曲第11番については昨日アップしました。
今日は後半の第12番について少し触れたいと思います。
副題に1917年とあるように同年10月のレーニンによるロシア革命がテーマになっています。
第1楽章 革命のペトログラード
第2楽章 ラズリーフ
第3楽章 アヴローラ
第4楽章 人類の夜明け という構成ですが、第11番と同様切れ目なく演奏され
ます。
序奏のチェロ・コントラバスの低弦合奏は重々しくも美しく響きました。近藤浩志さんや花崎薫さんに加え今年諸岡拓見さんが入団し、ベルリントリオで聴いた石田聖子さんもうまいなぁと感心する技量で、チェロはすごく厚みを増したと感じましたし、コントラバスに昨年入団したサイモン・ポレジャエフもすごくいいみたいで、伝統の低弦の魅力は受け継がれているようです。
第1ヴァイオリンは楽団員がわずか8名、いつも7-8名のエキストラという編成に不安があるのですが、この日の演奏はコンマス崔文洙のリードよろしく大活躍でした。
12番は管楽器やパーカッションの活躍の場の多いのですが、演奏そのものはほぼ完璧。
気持ちが前面に出てくる演奏にブラボーを贈りたいと思います。
とりわけトランペット・・・いい音出してました。
ちょっとマニアックともいえるこの演奏会で2日間で聴衆が4000人以上が入るというのは
異例かもしれません。
11番・12番ともいつも以上のブラボー連呼と拍手の嵐。自分のことのように嬉しかった。
この3年間、朝比奈/大フィル/ブルックナーのベースはあくまで基調としながらも、井上シェフに
よって明るいラテン系にも幅を広げ、また4番7番11番12番とショスタコーヴィチの神髄に迫る
演奏をものにしてきた大フィルは大きな財産を手にしました。一方井上シェフもブルックナーに
新境地を開きそれはまた大きな財産となったことでしょう。これぞウィンウィンと言えるんで
はないでしょうか?そういえば大植英次氏の時代、それは大フィルにとって失われた10年
だったのかな?わたしは大植さんの指揮、好きですが・・・。
さて
2017/4-2018/3のシーズンはミュージックアドヴァイザー(翌シーズンは音楽監督に就任予定)の
尾高忠明氏と若手注目株の角田鋼亮氏の体制で臨み、一方で、豪華客演指揮者を
招聘する大阪フィルにますます期待が高まります。
第506回定期は今シーズンの締めくくりでもありますが、尾高シェフが英雄の生涯を振ると
いう注目の演奏会で、次の大フィルの輝かしい時代の幕開けでもあります。