【重要・シェア拡散希望】宮城県美術館移転案報道について | みんなの学び場美術館 館長 IKUKO KUSAKA

みんなの学び場美術館 館長 IKUKO KUSAKA

生命礼賛をテーマに彫刻を創作。得意な素材は石、亜鉛版。
クライアントに寄り添ったオーダー制作多数。主なクライアントは医療者・経営者。
育児休暇中の2011年よりブログで作家紹介を開始。それを出版するのが夢。指針は「自分の人生で試みる!」

みんなの学び場美術館 館長 イクコクサカ です。

 

既に何度かFacebook、ブログ、メルマガでも書かせていただいておりますが昨年11月下旬に河北新報にて突然、宮城県美術館を仙台市宮城野区の医療センター跡地に新県民会館と集約移転する報道がありました。

・新たな県民会館と美術館集約 宮城県が施設配置3案提示

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191119_11007.html


この件について、移転反対の署名運動が起こっております。

様々な意見があるかとは思いますが、私は宮城県在住の一美術関係者として、気がつかないうちに可決、という事態だけは避けたく度々、お知らせをさせていただいております。

 

この報道を受けてインターネット上に「アリスの庭クラブ(主宰 まち遺産ネット仙台+県民有志) 宮城県美術館の話をしよう」というサイトが立ち上がっています。 https://alicenoniwaclub.wixsite.com/website

 

また、昨年12月27日夜には、宮城県美術館にもほど近い仙台市営地下鉄東西線・国際センター駅2階の青葉の風テラスで、市民開催の「宮城県美術館の話をしよう・その1」が開催され、私も参加してまいりました。

 

話し合いには、建築家協会、宮城県芸術協会、公共施設の建設に関わる専門家、東北大学、東北工業大学などの専門家、宮城県内外からの美術館ファン、一般市民など100人以上が集まり、マスコミ各社もかけつけていました。


宮城県美術館設当初のことをご存知の、公益社団法人 宮城県芸術協会名誉会員の早坂貞彦氏は、美術館が設立当初、宮城県の芸術家・県民に切実に望まれて署名や募金活動の行動を経て設立に至った経緯を熱くお話されていました。

 

宮城県美術館は1981年に開館。1990年に佐藤忠良館が開館。設計は、世界遺産にも認定された東京上野の国立西洋美術館設計のル・コルビジェの弟子である建築家 前川國男氏。美術館前には、ヘンリー・ムーアの彫刻、ダニ・カラヴァンの環境彫刻があり、

アリスの庭は多数の彫刻とともにここにしかない独自の空間となっています。開館してたった38年での移転案は、建築寿命から言っても随分、尚早に感じられます。早ければ1月中にも議会に可決され、移転案が可決される可能性があるとのこと。


私にとってアートの価値、意義は、多様性、自分の尺度以外の感性、価値観を教えてくれることです。同様に、美術館の在り方にも多種多様な意見があって当然と考えております。

 

ただ「新たな県民会館と美術館集約 宮城県が施設配置3案提示」は、美術関係者不在のまま、それまで3年をかけて検討されてきたリニューアル案を無視した形で急に湧き上がった案ですので、私達、美術関係者が何も発言しないまま、気がついたら移転解体案が可決されていた・・・ということがないようにと思い、お知らせさせていただく次第です。


署名方法は二つございます。

①WEB署名 ②署名用紙への署名 宮城県外からの署名も広く受付しております。

いずれも「アリスの庭クラブ ホームページ」から簡単にできます。https://alicenoniwaclub.wixsite.com/website


②署名用紙で署名される場合は、用紙をダウンロード・印刷し、署名後は用紙下に記載のある呼びかけ人 カフェ&ギャラリー ガレ宛に1月20日までに郵送ください。


以下、関連WEBサイト

 

●アリスの庭クラブ主催の「宮城県美術館の話をしよう・その1」 参加者から集まった声をこちらからご覧いただけます。

 [速報]アリスの庭クラブ https://alicenoniwaclub.wixsite.com/website/blank-1

 

●河北新報特集考えよう、宮城県美術館のコト。 https://www.kahoku.co.jp/museum/

 

同じご意見をお持ちの方は、シェア・拡散いただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。


彫刻家 イクコクサカ