読響第638回定期:マーラー交響曲第3番(ヴァルチュハ&デション) | のんびり まったり やんごとなき みやびなまいにち

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つれづれなるまゝに、日ぐらし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物狂ほしけれ。

日曜日みなとみらいに続いて、読売日本交響楽団第638回定期演奏会マーラー交響曲第3番を聴いてきました。


 

2024年5月21日(火)19時開演 サントリーホール

【指揮】ユライ・ヴァルチュハ Juraj Valčuha 【メゾ・ソプラノ】エリザベス・デション Elizabeth DeShong

【女声合唱】国立音楽大学【児童合唱】東京少年少女合唱隊


マーラー:交響曲第3番 ニ短調

G. Mahler: Symphony No. 3 in D minor



振り返れば、コロナ禍でチョン・ミョンフン指揮東フィル、広上淳一指揮京都市交響楽団のマーラー第3番が中止(後者は曲目変更)となり、この愛する作品を聴くことに飢えていました。そして、コロナ明けに、(アマオケで一度聴いたほか)2022年4月ソディ指揮都響、2022年8月アルミンク指揮広響、2023年10月カーチュン指揮日本フィル(2回)、2024年3月井上道義指揮新日本フィル、日曜日の読響みなとみらいと昨日のサントリーと続けて聴くことができて幸せなことです。さらに夏には京響、来春にはN響と続く… 


聴けるだけで十分幸せなことなので、演奏の質が…とか◯◯がイマイチなどと言う必要はない。しかし、隣のオヤジが1️⃣息が臭い(開演前に酒を飲んだ?)2️⃣鼻をすする3️⃣化繊素材の上下を着ていて、何度も脚を組み替えるのがウザいというのは勘弁してほしい…泣けないじゃないかむかっ


みなとみらいは19列目、サントリーホールでは前方ということで、ホールの特性も違えばオケの近さも違うため、聞こえ方はだいぶ異なる。今回のサントリーの方が音圧をダイレクトに浴びる感じ。どちらがいいかと言えば、一長一短がある(ポストホルンはみなとみらいの方がいいと思った etc.)が、泣けたのはみなとみらい(みなとみらいは隣が娘だったけど、サントリーではウザいオヤジだったこともあるけど…やっぱり周囲の環境はとっても大切)。そう言えば、みなとみらいではポストホルンをどこで吹いたか分からなかったが、サントリーではP席下手側扉の向こう側。音はみなとみらいの方がかなり良かった印象で、LCやRCとかの方がよかったのかも。演奏時間は20時45分が最後の音だったので、今回もほぼ100分。アルミンクの107分はおいといて…カーチュンや井上よりも長かったが、ヴァルチュハは丁寧な音楽を作っている印象で、間伸びしている感じはない。6楽章とも楽しめた。やっぱりいい曲だなぁと思う。ヴァルチュハは2年前もよかったが、結構好きな指揮者。


今回の演奏は7月にテレビで放送されるので楽しみです…が、地上波とBSとでは放送枠がかなり違う。地上波は第1、第6楽章だけでギリギリか。でも、BSでも全曲入りきらない…どうせなら全曲放送してほしいですうーん