トリスタンとイゾルデ @ 新国立劇場(4日目) | のんびり まったり やんごとなき みやびなまいにち

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つれづれなるまゝに、日ぐらし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物狂ほしけれ。

新国立劇場『トリスタンとイゾルデ』(4日目)を観てきました。2日目に続いて2回目。

 

 

2024年3月23日(土)14時開演 オペラパレス

リヒャルト・ワーグナー Richard Wagner

トリスタンとイゾルデ Tristan und Isolde

全3幕〈ドイツ語上演/日本語及び英語字幕付〉

【指揮】大野和士【演出】デイヴィッド・マクヴィカー David McVicar 【美術・衣裳】ロバート・ジョーンズ Robert Jones 【照明】ポール・コンスタブル Paule Constable 【振付】アンドリュー・ジョージ Andrew George 【再演演出】三浦安浩【舞台監督】須藤清香

 

【トリスタン】ゾルターン・ニャリ Zoltán Nyári(Torsten Kerl トルステン・ケールの代役) 【マルケ王】ヴィルヘルム・シュヴィングハマー Wilhelm Schwinghammer 【イゾルデ】リエネ・キンチャ Liene Kinča(Eva-Maria Westbroek エヴァ=マリア・ヴェストブルックの代役) 【クルヴェナール】エギルス・シリンス Egils Silins 【メロート】秋谷直之 【ブランゲーネ】藤村実穂子 【牧童】青地英幸 【舵取り】駒田敏章 【若い船乗りの声】村上公太

 

【合唱】新国立劇場合唱団【管弦楽】東京都交響楽団

 

休憩込みで5時間半。


3日目(3月20日)の映像がYouTubeに。


マエストロのメニュー表に出演者のサイン

 

印象は前回(2日目)とだいたい同じだけど…

満足度は今回の方が高い。ストーリーは単純なので4時間もかからないはずなんだけど…第2幕愛の二重唱、第3幕冒頭のトリスタンのモノローグなどとにかく長い。ストーリーとしては不要とも思える歌を延々とやってしまうくどさ。し、し、しかし、字幕なんてほとんど不要で、その音楽に浸るのがトリスタンの魅力なのだろう。ブランゲーネが2人に飲ませた媚薬の毒は1,800人の観客にも回ってしまったかも。ただ1人だけ、第3幕冒頭のイングリッシュホルンが美しい旋律を奏でるところで、無神経で無粋なクシャミを3回もしたバカ野郎は出禁にしてほしい。来る資格なし。昨日は映像収録していたので、スタッフさんがかわいそう。


近日中にもう1回聴くので、2週間で3回も聴くことになる…ブランゲーネの媚薬の効果?