くるみ割り人形 @ 新国立劇場(8日目)米沢唯&井澤駿 | のんびり まったり やんごとなき みやびなまいにち

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つれづれなるまゝに、日ぐらし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物狂ほしけれ。

元日に新国立劇場バレエ団『くるみ割り人形』(8日目)米沢唯&井澤駿ペアを観てきました。今シーズン2回目。

 

 

2024年1月1日(金)14時開演 新国立劇場オペラパレス

くるみ割り人形 The Nutcracker and the Mouse King

 

【振付】ウエイン・イーグリング Wayne Eagling 【指揮】アレクセイ・バクラン Alexei Baklan
 
【芸術監督】吉田都 【音楽】ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー 【美術】川口直次 【衣裳】前田文子 【照明】沢田祐二 【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団 【合唱】東京少年少女合唱隊
 

【クララ】米沢唯 【ドロッセルマイヤーの甥/くるみ割り人形/王子】井澤駿

 

【ドロッセルマイヤー】中島駿野 【ねずみの王様】小柴富久修 【ルイーズ/蝶々(葦笛の踊り)】奥田花純 【クララ(こども)】谷口奈津 【フリッツ】塩田弦大 【乳母】徳永比奈子 【シュタルバウム】中家正博 【シュタルバウム夫人】関優奈 【クララの祖父】福田圭吾 【クララの祖母】渡辺与布 【ルイーズの友達】五月女遥、廣川みくり、広瀬碧 【詩人】宇賀大将 【青年】山田悠貴 【老人】菊岡優舞 【聖ニコラス】西川慶 【騎兵隊長】山田悠貴 【雪の結晶】金城帆香、花形悠月 【スペインの踊り】花形悠月、山本涼杏、仲村啓 【アラビアの踊り】益田裕子etc. 【中国の踊り】五月女遥、福田圭吾、西一義 【ロシアの踊り】木下嘉人 【花のワルツ】飯野萌子、原田舞子、原健太、森本亮介 etc.


お隣の赤茶色のニット帽をずっとかぶっていた中年男性…そもそも帽子は不可でしょう…かなり前屈みになっていたのでひどいなぁ…後ろの人は見えないのでは…と思っていたら、早速後ろの女性に注意されていた。で、その人は、ヘビメタのコンサートかよというくらい頭を振り振り、陶酔しきって目をつぶって手でリズムを刻むウザい人。しかも、音楽とズレてるしダウンこういう非常識な人はめったにいないんだけど、よりによってお隣さんあせる注意しようかとも思ったけど、お正月早々だし、気持ちいいようだから放置。でも、ウザすぎるから視界に入らないようにしないといけないので、ホントに困る。


バクランさんの指揮台にお正月飾りがあったので、撮影カメラ 「家内安全」と書いてありました。


唯さんと駿さんとのこのコンビもかなり長くて、何度も2人のくるみを観ていますが、ホントに素晴らしいの一言キラキラ終盤のグラン・パ・ド・ドゥの途中…駿さんのヴァリエーションの終わりに会場全体がミシッときしんだけど、私の席ではさほど揺れは感じなかった(もともと私は地震に鈍感?)ので気のせいかなくらいにしか思わなかった。ただ、その後の金平糖の途中で天井からぶら下がっていた舞台装置がかなり揺れているのが不思議だった。唯さんの素晴らしい金平糖が終わるとともに幕が下りていく…あれれと思ったら場内アナウンス。観客はそのままで、オーケストラはいったん中に引っ込むようにとのこと。そして、安全確認のため15分間の休憩。


ホワイエに出てネットで調べると、能登近辺で震度7。東京は3くらい。我が家も問題なく、ワンコ様は気づかずに熟睡していたと…


その後、コーダから再開して終演。カーテンコールでは、ドロッセルマイヤーから「Happy New Year 2024」「今年も皆様と一緒に素敵な舞台をお届けできますように」とのメッセージとともに粋なプレゼント乙女のトキメキプレゼント花火


吉田都さんのFacebookによると、このような公演の中断は新国立劇場で初めてとのこと。米沢唯さんは地震に気づいていたそうですが、日頃から地震発生時の対応についてスタッフさんから聞いていたので不安を感じなかったそうで、まったく動じることなく見事なヴァリエーションでしたキラキラバクランさんも揺れているかとに気づかれたそうですが、幕が下りるまでは演奏するとのことでまったく変わることなく演奏されました。


バレエの公演では幕が下り始めたらすぐに拍手が始まってしまうことがほとんどですが、この日は幕がほとんど下りたところから拍手が始まったので、音楽も重視している私としては最後まで楽しめて実に気持ちよかった。いつもこうあってほしい。


(配布されていたポストカード)


お正月早々、唯さん、駿さん、バクランさん等にお目にかかれた良き元日。ですが、能登の状況が気になります…