東京フィルハーモニー交響楽団第988回オーチャード定期演奏会『オテロ』(演奏会形式)を聴いてきました。
2023年7月23日(日)15時開演 オーチャードホール
ヴェルディ G. Verdi 歌劇『オテロ』 Otello
全4幕・日本語字幕付き原語(イタリア語)上演
【原作】ウィリアム・シェイクスピア『オセロー』 【台本】アッリーゴ・ボーイト
【指揮】チョン・ミョンフン(名誉音楽監督) Myung-Whun Chung (Honorary Music Director)
【オテロ(テノール)】グレゴリー・クンデ Gregory Kunde 【デズデーモナ(ソプラノ)】小林厚子 【イアーゴ(バリトン)】ダリボール・イェニス Dalibor Jenis
【ロドヴィーコ(バス)】相沢創 【カッシオ(テノール)】フランチェスコ・マルシーリア Francesco Marsiglia 【エミーリア(メゾ・ソプラノ)】中島郁子 【ロデリーゴ(テノール)】村上敏明 【モンターノ(バス)】青山貴 【伝令(バス)】タン・ジュンボ Junbo Tang
【合唱】新国立劇場合唱団(合唱指揮:冨平恭平) 公演時間:約2時間50分(休憩含む)
クンデさんのTwitterより
Thank you, Tokyo!!@MaestroGKC @tpo1911 pic.twitter.com/VABpm682FP
— Gregory Kunde (@MaestroGKC) 2023年7月24日
2018年『Fidelio』、2020年『Carmen』、2022年『Falstaff』と超名演が続くMyung-Whun Chungさん指揮の東フィルオペラ演奏会形式。今回はヴェルディの傑作『Otello』。期待は当然高まります。聴いたのは3公演のうち初日オーチャード。東急百貨店が解体されていきます…
MWCさんは今回も暗譜で、いつもながらのキビキビした指揮。音楽が劇的で素晴らしい演奏
キャスティングがすごい。これまでに新国立劇場『理髪師』のフィガロを3回聴いたD.Jenisが演技も歌も最高の出来邪悪な企みを意のままに操るイアーゴの存在感が素晴らしかった大御所G.Kundeは高齢(もうすぐ70歳?)となったけど、まだまだ声は健在。最初合唱団の手前から登場したのはチョンさんの演出かな…コロナ前後ですっかり日本のソプラノ代表みたいになった小林厚子さんのデズデーモナ…最後の「柳の歌」「Ave Maria」は泣けた〜全体としての音楽は素晴らしい✨新国立劇場合唱団もさすがの合唱。けど、ストーリーが…それにしても、それだけのことで新婚早々奥さんを殺すかな
3公演の最初だけど、十分満足できる素晴らしい公演前日の土曜日は微熱と喉の痛みがあったので落語と亀井クンのラフマニノフ第3番を諦めたのですが、その分も十分に楽しめた。7/27オペラシティ、7/31サントリーも聴きたいけれど、自重。
来シーズンの演目は何かな?