ファルスタッフ @ 新国立劇場 | のんびり まったり やんごとなき みやびなまいにち

のんびり まったり やんごとなき みやびなまいにち

つれづれなるまゝに、日ぐらし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物狂ほしけれ。

2月に入ってから演奏会はすべて(現時点で6公演)行けていませんが、オペラは別…新国立劇場『ファルスタッフ』(最終日)を観てきました。仕事が忙しくてのんびり気分で感想を書けないので手短に。




2023年2月18日(土)14時開演 新国立劇場オペラパレス

【指揮】コッラード・ロヴァーリス Corrado Rovaris  【演出】ジョナサン・ミラー Jonathan Miller 【美術・衣裳】イザベラ・バイウォーター 【照明】ペーター・ペッチニック 【再演演出】三浦安浩 【舞台監督】髙橋尚史

【ファルスタッフ】ニコラ・アライモ Nicola Alaimo 【フォード】ホルヘ・エスピーノ Jorge Espino 【フェントン】村上公太 【医師カイウス】青地英幸 【バルドルフォ】糸賀修平 【ピストーラ】久保田真澄 【フォード夫人アリーチェ】ロベルタ・マンテーニャ Roberta Mantegna 【ナンネッタ】三宅理恵 【クイックリー夫人】マリアンナ・ピッツォラート Marianna Pizzolato 【ページ夫人メグ】脇園彩

【合唱指揮】三澤洋史 【合唱】新国立劇場合唱団【管弦楽】東京交響楽団


『ファルスタッフ』と言えば…昨年のMWCさん指揮の東フィル『ファルスタッフ』ルンルンタイトルロールのカターナをはじめ音楽も、そして演出も非常に練られた楽しいもので、昨年の私にとってのベストなオペラの1つでした。


さて、新国立劇場のファルスタッフ。2018年12月以来で、その時は2回観ました。


外国人も日本人も歌手がみんな素晴らしかったキラキラ特にタイトルロール Alaimoとアリーチェ Mantegnaが傑出ルンルン2人とも声量は申し分ないし、演技力も抜群に素晴らしく楽しい。アライモは見るからにファルスタッフだし、マンテーニャもとても可愛らしい。クィックリー夫人 Pizzolatoも "Reverenza" がうまい爆笑エンディングの幕が下りる直前にもファルスタッフとReverenzaをやって、会場が笑いのうちに幕。日本人歌手も素晴らしい。ナンネッタ三宅さんはこの役がおはこ。もはやイタリア人脇園彩さんがメグというなんとも贅沢なもったいない。もう1回観たかった。悲劇を書き続けてきたヴェルディ最後のオペラ作品の最後は「世の中はすべて冗談。最後に笑うものが一番笑うもの爆笑


4月には5年ぶりのAida。5年前は保護者面談で第3幕からしか観られなかった(「清きアイーダ」や凱旋行進曲を聴き逃したガーンので、今回は楽しみ。