読響第621回定期:ドイツ・レクイエム(ヴァイグレ&ファン・スミ&大西宇宙)&聖ヨハネの黙示録 | のんびり まったり やんごとなき みやびなまいにち

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つれづれなるまゝに、日ぐらし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物狂ほしけれ。

読売日本交響楽団第621回定期演奏会を聴いてきました。

 

2022年9月20日(火)19時開演 サントリーホール
【指揮】セバスティアン・ヴァイグレ Sebastian Weigle 【ソプラノ】ファン・スミ Sumi Hwang 【バリトン】大西宇宙

【合唱】新国立劇場合唱団

ダニエル・シュニーダー:聖ヨハネの黙示録(日本初演)

ブラームス:ドイツ・レクイエム 作品45

  第1曲 悲しむ人々は、幸いである

  第2曲 人は皆、草のようで

  第3曲 主よ、知らせてください

  第4曲 万軍の主よ、あなたの住まいは

  第5曲 あなたがたにも、今は苦しみが

  第6曲 地上に永続する都は

  第7曲 主にあって死ぬ人は幸いである

Daniel Schnyder: The Revelation of St. John (Japan Premiere)

Johannes Brahms: Ein Deutsches Requiem, op. 45

ソプラノは、タラ・エロート Tara Erraught からファン・スミに交代。


 

3公演とも全て新国立劇場合唱団だったが、今回は女声30人、男声28人だったと思うけど、とにかく何より新国立劇場合唱団が素晴らしいキラキラ前半の『聖ヨハネの黙示録』は正直なところ全く期待していなかったが、なんというかスペクタクルで現代的、ド派手で面白い作品だった。合唱、ソプラノ、バリトンともレベルが高く、大満足。一生でもう聴くことはないかもしれないけど…


後半のドイツ・レクイエム。新国合唱団の音圧をダイレクトに浴びる心地よさ…曲そのものが素晴らしいだけに(ソプラノの出番がもっと多ければさらにいいんだけど…)、合唱がいいとものすごく感動する。ヴァイグレの指揮を斜め前から見る形…音のバランスはよくないかもしれないけれど、彼がかなりの部分を自分で歌いながら指揮しているのが見えるので、それが指揮として音の色付けとして表現されるのが見て取れたためとても楽しめた。イメージより若干速めのテンポで聴いてきて心地よかった。第5曲でようやく出番のきたソプラノが美しかったし、第6曲の迫力が最高にしびれた。そして第7曲は胸にジ〜ンときた。最後はヴァイグレさんが腕を下ろし、さらに指揮棒を置くまでの約30秒の静寂がしみじみと心にしみてきた笑い泣き


 

この公演は12月21日深夜の読響プレミアで放送される予定だけど、放送時間が1時間弱なので一部カットされるみたいガーンノーカットで放送しないのかなうーん


ドイツ・レクイエムはまた演奏される機会があれば、ぜひ聴いてみようと思う。9月は合唱の当たり月。9/9(金)大野&都響のグラゴル・ミサ、9/10(土)F.Luisi&N響のヴェルディのレクイエム、そして9/20(火)のS.Weigle&読響のドイツ・レクイエム。素晴らしい3公演キラキラ


Japan Arts Twitterより



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