私は記者会見に長らく関わってきたので、しきたりなどに相応に精通しているつもりだけど、記者会見としては最低。後述のとおり、宮迫も０点と言っているのに完全に同意。渡部建が最低なのではなく、記者が最低だった。とてもムナクソ悪い最低レベルの会見。これを生業にしているとは思えない記者の質問や態度に呆れてものが言えなかった。
「渡部は女の敵」よろしく女レポーターで固めて最初から攻撃的な姿勢。なにこれ。異常。
渡部建は謝罪に来ているので謝るしかないので、もはや公開処刑、公開リンチの様相。彼は犯罪者ではないはず。謝罪すべき相手は佐々木希さんたち家族・親類、番組のスポンサーや共演者、信頼を裏切ったファンたち。記者ごときに謝罪する必要などさらさらない。不祥事が発覚したら速やかに会見するというのはこの世界の鉄則なんだけど、それを止めたのは本人じゃなくて所属事務所の決定だろう。なのに事務所は同席しないで彼一人でボコボコにされていたのは不憫。彼の意思だけでは会見なんてできないんだから。彼が言っているように人気やオファーがなければこれ以上出てくることはないのだから、そこまでボコボコに叩く意味があるのだろうか？何のためにやっているの？
それから、ガキ使の録画の件。彼一人の意思で出演することなんてできない。日テレや所属事務所の合意なくして出演できるはずがない。しかも、録画を済ませたのは周知の事実なのに、しつこつしつこつ繰り返し質問する記者たちは悪質。記者会見の鉄則というか、社会人（職業人）としての立場で言えることと言えないことがある。口が裂けても会見では言えないことがあるのは普通の記者であれば当然の常識。一般人でも分かること。それでも繰り返し聞くのはバカか。本人も「辻褄が合わない」「矛盾しているが」と認めていて、それでも「録画済み」とは口が裂けても言えないのだから。同じ調子で繰り返し繰り返し日テレの社長や所属事務所の社長に聞いてみてはどうか。そんな勇気なんてないだろう。彼があの場で反論できないのをいいことにボコボコにするのは、ただの弱いものいじめ。記者は彼の人格とか人間性を否定してまで質問をする権利はないはず。性癖は？どんな気持ち？バカか。その会見の様子をあの記者たちは自分の家族に胸を張って見せられるのか？胸を張ってこういう仕事をしていると言えるのだろうか？記者を生業としていて、自分の質問の水準に納得しているのか？人間として恥ずかしくないのか？挙げ句の果てには「ガキの使いで来ているんじゃない！」と言った男性記者。人間としてのレベルがシレている。
例を挙げればキリはないが、佐々木希さんの休みの日くらいは家事を全部やってあげないのか、贖罪の気持ちとかと言い出す女性記者。揚げ足取り以外の何でもない。普通の感覚を持っていれば常識的に分かるだろう。最低。
宮迫博之が「アンジャッシュ渡部の記者会見は…０点です」という動画をあげていたのでどういうことかと思って見たら、私と同じ意見でした。宮迫はよく言ってあげたと思う。
宮迫が言っているように、アンジャッシュのコントは面白いし、渡部のトークの冴えは見ていてすごいと思う。いつからこういうことが起こると記者会見がマストになったのだろう。芸能人なんて犯罪を犯さない限り、面白くてナンボだと思う。三遊亭円楽、桂文枝の不倫会見は笑いが起きるようなものだった。渡部だから叩くのか。近藤真彦にも同じようにやってみてください。今回の記者の気質には嫌悪感しかない。世論の代弁者気取りか。また、世の中の人々はみんな渡部を嫌悪・軽蔑するほど綺麗に清廉潔白に清く正しく生きているのだろうか？彼は迷惑をかけたかもしれないが、薬物をやったわけでもひき逃げをしたわけでもない。犯罪者ではない。
すぐに釈明会見をしなかったのは事実だし、会見を行ったタイミングとしては近年稀に見る最悪の事例だろう。彼だけの問題ではなく、所属事務所の危機管理能力が最低レベル。当時は思い上がっていた、などなど反省すべき点は多いのは確かだろう。とことん反省して、どうすれば信頼を回復できるのか、どうすれば復帰できるのかを考える時間はたっぷりある。いつ禊が終わるのかは分からないけど、また面白いコントやトークをどこかで見たいと思う。芸人は面白くてナンボなのだから。
これとかめちゃ面白い