ルートヴィヒ・カメラータ第3回演奏会 | のんびり まったり やんごとなき みやびなまいにち

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つれづれなるまゝに、日ぐらし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物狂ほしけれ。

某先輩のお子さん(と言っても成人されている)が出演されるとのことで、お誘いを受けたので(個人的には結構大切にしている予定があったのですが、こちらを優先して)桐朋学園大学の室内オーケストラルートヴィヒ・カメラータ Ludwig Camerata第3回演奏会を聴いてきました。
   
2020年2月25日(火)19時開演 くすのきホール(調布市文化会館たづくり2階)
ルートヴィヒ・カメラータ Ludwig Camerata
ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調 作品21
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 作品68
 
初台には数えきれないくらいほど通っているし、東京に住んでだいぶ経つけれど、その先の幡ヶ谷、笹塚以西に京王線で行くことはめったにない。唯一あったとすれば何かのイベントで芦花公園に行ったことがあるようなないような…で、初めての調布駅へ。

指揮者なし、チェロとコントラバス以外は立って演奏するスタイル。1st Vnと2nd Vnが対向配置になっているのはよくあるけれど、ヴィオラを中心にチェロを2分割してヴィオラを挟む形。さらにその後ろの列ではコントラバスも2分割して両翼に配置されていた。これは、「ハイドンがロンドンでの演奏会で用いたものとブラームスが自身の交響曲の演奏において理想としていたものそれぞれの配置の折衷型を採用」したとのこと。弦は12-12-8-7-6

若い桐朋の学生さんたちによる若きベートーヴェンの才能あふれる傑作交響曲第1番。とても溌剌とキビキビした活気あふれる演奏が、まさにベートーヴェンの1番に合っていた。ブラームスも冒頭は重々しく始まり、第2楽章も弦がとても美しく、キビキビとした第3楽章、第4楽章も管楽器がいい音を出していた。もちろん、指揮者がいない分、精度などに改善する余地はあるだろうけれど、2つの名曲をとても聴きごたえあるレベルにまで持ってきた情熱と練習量、音楽に対する熱い気持ちを十分感じることができた。いつもはプロのオーケストラしか聴かないけれど、このように学生オケを聴いてみるのは非常に新鮮で気持ちいいものだし、活力を分け与えてもらえるような気がしていいものだ。桐朋のみなさん、素敵な演奏をありがとう爆笑

帰りの電車の中。隣に座っていた携帯電話でゲームをしているマスクなしのお兄ちゃんがいきなり激しいくしゃみ右矢印前に立っていた男性に飛沫が直撃。隣の私もきっと飛沫を多少は浴びたかなキョロキョロ前の男性はコートに飛沫がついたようで、ハンカチでコートを何度も拭きながらゲーム中のお兄ちゃんをめっちゃ睨んでいたムキープンプンムキーが、その頭が悪そうなお兄ちゃんはゲームに夢中で全く気づかず…被害者がたまたま自制心のある人だからそれくらいで済んだのだろうけど、ちょっと血の気の多い人だとこういうのがトラブルに発展するんだろうなと思う。というわけで、飛沫を浴びたと思われる私もこの2週間は免疫力を高めるべく、よく食べよく眠ることにします爆笑

そう言えば、調布駅で降りた時も、混雑するプラットフォームで10インチほどの大きな画面のゲームに機で対戦型ゲームをしながら歩く男がいた。かなり前にパソコンについていたソリティアとマインスイーパーくらいしかやったことがない私には気持ちがよく分からん…キョロキョロ

政府の要請を受けて、本日新国立劇場は2月28日から3月15日までの公演やイベントの中止を発表(こちら)。これにより、今週末の『マノン』は中止で、行く予定だった3月1日のバレエクラスレッスンも取り止め。3月18日から始まる『コジ・ファン・トゥッテ』はどうなることやら。コジは、チケットは買ったものの、さほど好きな作品というわけではないからいいんだけど…民間のNBS主催のパリ・オペラ座バレエ団来日公演は現時点では上演される予定。これは観たいチュー