ウィーン国立バレエ団 Wiener Staatsballet 2018年来日公演『海賊 Le Corsaire』（マニュエル・ルグリ版：日本初演、全３幕）を観てきました
（ウィーン国立バレエ団のウェブはこちら）
2012年の来日公演で『こうもり』を観た時の主演は Olga Esina さん。写真のとおりとても美しくて…本来ならルグリ氏の踊りを観るべくところ、（いくらすごくても、おっさんが踊っているのを観てもね…ということで ← 今となっては少々後悔）彼女が踊る日を観ました。今では、歌劇場のウェブサイト上で、first soloist の中でも一番最初に載っている看板ダンサー（6年前と同じ写真を今も使っているなぁ…）。今回も彼女を観たかった（しかも、その公演には我らが橋本清香さんがグルナーラで出演）のですが…
しかし、最近とても気になるイチオシは Natacha Mair さん。とってもお美しいです。超絶美人。
これを見たらそりゃ…
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というわけで、３公演の中で彼女がGulnare役で出演する最初の公演を観ました。実は初めてのオーチャード。
2018年5月12日（土）12時30分開演 Bunkamura オーチャードホール
【振付】マニュエル・ルグリ（マリウス・プティパに基づく） Manuel Legris, after Marius Petipa, et al.
【音楽】アドルフ・アダン他 Adolphe Adam, et al.
【メドーラ：さらわれた美女】ニーナ・ポロコワ Nina Poláková 【コンラッド：海賊の首領】デニス・チェリェヴィチコ Denys Cherevychko
【グルナーラ：メドーラの友人】ナターシャ・マイヤー Natascha Mair
【ビルバント：コンラッドの友人】リヒャルト・サボー Richard Szabó 【ズルメア】イオアンナ・アヴラアム Ioanna Avraam 【ランケデム：奴隷商人】フランチェスコ・コスタ Francesco Costa
【サイード・パシャ：トルコ総督】アンドレイ・カイダノフスキー Andrey Kaydanovsky 【オダリスク】シー・クー Xi Qu／芝本梨花子／アニータ・マノロヴァ Anita Manolova
【第３幕のソリスト】オクサナ・キヤネンコほか
【指揮】井上勝大【管弦楽】シアター オーケストラ トーキョー
木本さんがビルバント役で出ないという5月7日付の告知を知らなかったので、第１幕からなんだかおかしいなぁ〜と…急なキャスト変更なのかなとさっと気持ちを切り替えて鑑賞しました。
Nataschaさんが登場するとガン見。舞台に映えるし、将来のスター間違いなしというピカピカ感がある。ウィーン生まれだし、きっと地元の人にも愛されていることでしょうね。見ていると、しなやかな身のこなしの美しさが際立っていて、ルックスだけではない魅力を兼ね備えていると思った。コンラッドのチェリェヴィチコも結構いいと思ったが、メドーラのポロコワは技術もあるし安定しているのだけど、地味でどうも華やかさに欠ける。
グルナーラは第２幕に登場しないのでつまらないかと思いきや、ポロコワとチェリェヴィチコのダイナミックなパ・ド・ドゥはとてもよかった（ソワレで踊ったキミン・キムの評判が高いようですね…）。
第３幕で再びNatascha登場。舞台が華やいでやっぱりいい。バレエはやっぱりこうでなきゃと思います。ほれぼれする〜 芝本さんもとても柔らかな動きでよかったし、さすがウィーン国立バレエ団のレベルは高い。
カーテンコールでブルーのスーツ姿のルグリさんも登場し、拍手喝采。１回転くらいしてくれたら会場はもっと沸いたかもしれないけど、主役ではないのでさっと舞台袖に引っ込んだ。そういう心配りができる方なのだなと思った。
公演後の Natascha。とてもcute。
実はこの後、歩いていたら、Nataschaさんとばったり出くわして… 彼女が迷子になっていたのを偶然発見した。人が多いけれど、彼女は綺麗なので、かなり目立っていたからすぐに分かった。行き先の表示を見ていて困っていそうだったので、「Hi, Natascha！何を探してるの？お助けしましょうか？」と軽く声をかけた。（正直私もあまり自信がないくらい分かりにくかったため、通りがかりの人に聞いたら結構複雑だったので）行き方が分かりにくいので案内するよと言って、10分程かな…彼女としばらく話すことができた。２人で歩いていたら、すれ違った男性２人組が「今の子、頭の大きさ、おにぎりくらいしかなかったな！」と言っていたのが聞こえてきて、言い得て妙だと納得。至近距離で見たら、やっぱり超絶美しかった。またいつか舞台を観ると約束した。 
いつまでも話していたいが、お疲れだろうからさっとお別れ。NHKホール前のタイフェスに。次の日（今日）はＮ響を聴くのでここに来るんだから、わざわざ来る必要がないけどね。16時過ぎなので人出は予想どおり少なくてよかった。
遅めのランチ兼夕食。
