アイーダ ＠ 新国立劇場

新国立劇場開場20周年記念特別公演『アイーダ』を観てきました。５年ごとのお祭りで７公演あり、３月末時点でほとんど完売の人気。平日４回は14時、18時開演だから無理。土日は３回で、最初はK.F.フォークトの『ローエングリン』とかぶり、２回目は最悪の「ぴあスペシャルデー」（ぴあ会員貸切で、ATRE会員の優遇なし）、最終公演は結構ダレることがあるのと既に予定あり。５年前も観たので今回無理しなくてもいいのではと思ったのですが、惰性というか義務感に等しく、仕方なく、ぴあスペシャルデーに観た。しかし、・・・

 

2017/2018シーズン新国立劇場 開場20周年記念特別公演

オペラ「アイーダ」 Aida

ジュゼッペ・ヴェルディ Giuseppe Verdi

全４幕〈イタリア語上演／字幕付〉

2018年4月14日（土）14時開演 オペラパレス

【指揮】パオロ・カリニャーニ Paolo Carignani

【演出・美術・衣裳】フランコ・ゼッフィレッリ Franco Zeffirelli

 

【照明】奥畑康夫【振付】石井清子 

【アイーダ】イム・セギョン Rim Sae-Kyung 【ラダメス】ナジミディン・マヴリャーノフ  Najmiddin Mavlyanov

 

【アムネリス】エカテリーナ・セメンチュク Ekaterina Semenchuk 【アモナズロ】上江隼人（堀内康雄の代役）

 

【ランフィス】妻屋秀和 【エジプト国王】久保田真澄 【伝令】村上敏明 【巫女】小林由佳

   

【合唱】新国立劇場合唱団【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

昨年１月のキャスト発表の時からあまり気乗りしなかったバチが当たったのか…子どもの保護者面談と重なってしまい、第１幕と第２幕を観ることができなかった ということは、ラダメスの「Celeste Aida 清きアイーダ」やアイーダの「勝ちて帰れ」等を聴けないし、最大の見せ場の第２幕第２場「凱旋行進曲」も観ることができなかったのは残念。ことごとく、この日にしなければよかったと後悔。

第３幕。アイーダの「おお、我が祖国よ」は力強かったし、アモナズロの上江さんも迫力あってよかった。ラダメスとアイーダの二重唱「私と一緒に来て」も。

第４幕第１場。やはりセメンチュクさんのアムネリスは素晴らしかった。今日のキャストの中で頭一つも二つも抜け出ていた。カーテンコールでは、彼女ほど愛嬌をふりまいて客席をわかせたキャストは珍しい。そういう楽しいカーテンコールだった。ランフィス妻屋さんは…もうちょい深みとすごみのある歌ならなぁ〜私のイメージと違う。

第２場は新国立劇場ならではの舞台機構で、地上で祈るアムネリスと地下の墓で愛を語る２人との対比がうまく出る。歌はとてもよかったんだけどね…前半を観ていないこともあり、アイーダとラダメスの二重唱「さようなら大地、涙の谷」、アムネリスの「あなたの上に平安がありますように」にのめり込めなかった。やっぱり最初から観ないとダメですね

 

これまでにも見たことのある超ド派手な車に遭遇。ということは美輪明宏さんが近くにいる…と思ったら目の前を通って行かれました。すごいオーラだ

というわけで、第１幕と第２幕を見逃してしまったので、５年後の25周年記念公演までお預けです。５年後の楽しみにとっておこう。でも、５年後って想像できないなぁ〜どこで何をしているのだろう？