ロメオとジュリエット @ 新国立劇場(米沢唯&ムンタギロフ) | のんびり まったり やんごとなき みやびなまいにち

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つれづれなるまゝに、日ぐらし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物狂ほしけれ。

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新国立劇場はオペラに続き、バレエも2016/2017シーズン開幕。『ロメオとジュリエット』(最終日)を観てきました。今年はシェイクスピア没後400年です。
 
それにしてもすごい人気。チケットは完売で、何回か「新国立劇場webボックスオフィス」で空席が復活するか見ていたところ、3日前に運良く確保できました。バレエは観ることが大切なので、S席から埋まっていきます。座席はC席しか残ってなくて、4階2列目の中央ブロック。
 
2016年11月5日(土)14時開演
新国立劇場 オペラパレス
バレエ『ロメオとジュリエット』Op.64 全3幕(マクミラン版)
協力:英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ

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新国立劇場でバレエを観るのは、3年前の『眠れる森の美女』以来です。その時も、米沢さんとムンタギロフさんのコンビでしたが、今回も同じです。

ジュリエットの米沢唯さん。なんてチャーミングラブ 第1幕の無邪気な夢見る乙女から、愛を知り、第3幕の絶望の死まで(実際には数日間の出来事ですが)成長していくのがよく分かる演技。なんとも可憐で華麗な踊りはさすが。見ていて惚れ惚れする美しい踊り。3年間でますます踊りに磨きがかかっているようです。ワディムとの息もぴったりで、リフトも軽々と、空中を軽やかに飛んでいるように見えました。また、最後の仮死状態のジュリエットとのパ・ド・ドゥは見応えがありました。

それから、ティボルトが殺された時のキャピュレット夫人を演じた本島さんも素晴らしい。怒りと悲しみの感情がよく伝わってきました。

プロコフィエフはもともと苦手な作曲家なのですが、苦手な中でもこのバレエ音楽は好きな部類に入っていました。毎日寝る前にこの作品を聴いていて耳慣れしていたし… 楽日ということもあるのか、今回のイェーツ&東フィルはとても素晴らしい演奏をしていたと思います。もちろん細かいことはいろいろありますが、たいへん迫力があり、ビンビンと伝わってきました。バルコニーの場面もよかった。悲しい場面の儚げな音もしっかり表現していました。

幕間にシュークリーム
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ケーキも
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3年ぶりのバレエ、とても楽しめました音譜

【芸術監督】大原永子
【音楽】セルゲイ・プロコフィエフ
【演出・振付】ケネス・マクミラン Kenneth MacMillan
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【装置・衣裳】ポール・アンドリュース
【照明】沢田祐二
【指揮】マーティン・イェーツ Martin Yates
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【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

【ジュリエット】米沢唯
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【ロメオ】ワディム・ムンタギロフ
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【マキューシオ】木下嘉人
【ティボルト】中家正博
【ベンヴォーリオ】奥村康祐
【パリス】渡邊峻郁
【キュピレット卿】貝川鐵夫
【キュピレット夫人】本島美和

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新国立劇場オフィシャルサイト


バレエを観た後は、いつもつま先を意識したり、つま先歩きになったり、そそそそそと歩いてしまいます…ガーン

それから、『Shall We ダンス?』(1996)の竹中直人みたいに、廊下の角を曲がる時もキュっていう感じで…ガーン


さて、今夜は楽しみにしているアレ。少々風邪気味ですが問題なし。