タロウとワタシ その2 | これって闘病!?

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子宮頸癌Ⅰb2でした


いつも訪問してくださり、ありがとうございます。
ここのところ、昼間は少しずつ雪解けが進んでいます。
一歩一歩、春に近づいているのかな~と感じますね~。



◆◇


思い出しました。(唐突に)

先日「お医者さんの言うことにゃ」でお話したように、医師の言葉ひとつで気分が上がったり下がったりするのが患者である私たち。

「タロウとワタシ」(←その1的な?)



元主治医だったDrタロウとの会話の思い出をいくつか。


その1

術前、卵巣を片方残せるかどうかのお話。

( ̄ー ̄)「卵巣は残す必要ありません。残す意味がないです。」

( ̄ー ̄)「30代なら別だけど、40なら早い人は数年で更年期ですから」
( ̄ー ̄)「もう40…40過ぎてんですから」←強調

(/TДT)/「どーーーせ、初老よーーー!何度も強調すんなーーー!」←心の声



その2

術前治療の動注療法(抗癌剤)を終えたあと、臥床安静中にやってきたタロウ。
鼠径部の動脈からカテーテルを入れたので、数時間は臥床したまま。足も曲げちゃダメ状態。カテーテル入れたのはもちろんタロウではなく専門医。

( ̄ー ̄)「お腹痛くないですか」
( ̄ー ̄)「痛くないんですか?……変ですね」ボソッと呟き去る

(/TДT)/「え?やだやだ痛くなるの?痛くない私、何かおかしいの?」←心の声



その3

術後、ドレーンからのリンパ液の排液が多くて、なかなかドレーンを抜くことができなかった時のお話。

( ̄ー ̄)「若い人はリンパ液多いんですよ」

(/TДT)/「40、40言うくせに…」←でもちょっと嬉しい♡

( ̄ー ̄)「ここ、60代70代以上の方が多いんで
( ̄ー ̄)「それに比べて」(ニヤリ)

(/TДT)/「一言多いわーーー!」←心の声



その4

入院中の昼間、シャワー後にベッド上で、私はキャミソールとパンツ一丁のまま、リンパのセルフマッサージをしていた。
いつものようにドアをノックして、2秒後くらいに入ってきたタロウ、私を見るなり一瞬ビクつき、たじろいだ。

( ̄ー ̄;「…(部屋に)入っていいんですか?」Yes、どーぞ
( ̄ー ̄; 微妙に目を合わせず「…良きことです」と言って出て行った。

(/TДT)/「……は?……何が???」
(/TДT)/「それより、何か言いたいことがあって来たんじゃないの?」←心の声(ビクビク)

後に看護師さんに言ってみたら「意外~!」と、爆笑されました。
恥ずかしかったのではないかとのこと。←看護師さんウマイね~♡私もまだまだオンナ♡

いやいや。
私は「オバチャンの恥じらいのない姿に対して、どうリアクションしたらよいのか解らなかったのだろう」と分析。
見たくもないものを見ちゃった的な。
だって、いっつもアンナトコやコンナトコも、果ては真っ裸も見てるのに♡(内診と手術)恥ずかしいなんてナイナイ。
なんて、やいのやいのと看護師さんと笑った。

結局「良きこと」が何を意味したのかは不明。
マッサージしていたことかな?と看護師さんと結論。




こうして思い出すと、なんだか意思疎通が微妙で笑えます。
もしや、おちょくられていた?

またタロウとの思い出を振り返ってみようっと。
まさに「良きこと」をば。

(・∀・)そのうちね~



◆◇



ちょうど3年前、まだ入院して間もなくて、休み明けにPETーCTを控えているという休日を過ごしていた(はず)。

平日よりも静かな病院で。

まだ治療方針も決まらず、不安で心細くて、夜も眠れなかった。


3年前の私へ。

3年後の私は、こうして入院生活を笑い話に振り返ることができて、美味しいケーキも食べているんだよ。大丈夫。



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この間食べたケーキ。これが私の血となり肉となり脂となり。



( ´艸`)心の栄養という
言い訳は便利です

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