時代が変わっても不変なもの | 編集長富田志乃の部屋 ~人生が変わる出版のお話~

編集長富田志乃の部屋 ~人生が変わる出版のお話~

出版業界33年。
営業(広告、書店、取次)から編集に至るまで、まるっと制覇!
出版業界を知り尽くした現役編集長が、出版のあれやこれをお伝えします。
元宝塚花組トップスター柚香光さんと上カルビをこよなく愛する肉食系編集長

編集長の富田志乃です。

 

「カフェラ・ボエム」という

レストランを

御存知でしょうか?

 

東京や神奈川などに14店舗ほど

構えるイタリアンレストランで、

80年代後半から90年代にかけて

大流行しました。

 

同じ系列のレストランで

代官山にある

「モンスーンカフェ」は

木村拓哉さんのドラマの

ロケ地となり、

大ブレーク!

 

バブル期に人気だったお店。

かつて繁盛していたお店が

どんどん消えていく東京にあって、

 

実はこれらのお店、

いまだ、大人気店なんです!

昔を懐かしむ、

わたし世代だけでなく、

 

いわゆる

イケてる若い子や

おしゃれな

海外の人たちからの支持を得ています。

 

平日の昼間でも

満席の店舗が多い。

 

味、金額のバランスが良い

 

というのもあるのでしょうが、

 

結局、食事をする際の

女性の好きな世界観は

昔も今も

さほど変わらないのかもしれません。

ただ、変わったことが

あるとするならば、

 

バブル期は、

 

こういうお店には、

 

女性は男性と来店し、

できれば車で(タクシーとか)

かつ、ごちそうしていただく

 

というのがワンパック。

 

でも、いまは

 

女性同士、母と娘

ファミリーなど多様。

 

もちろん、

デート仕様の方もいますが、

 

お友達同士で

楽しく食事をするレストランとしての

仕様が多いのだなと

感じました。

 

その時代、その時代の

ニーズに合わせて、

変化をすることが

当たり前と思いがちですが、

 

むしろ、

 

普遍的に変わらないものは

何なのかを掴み、

 

ベースは変えない

 

という戦略もあるのだなと知りました。

ちなみに

会計はオールキャッシュレス

 

一切現金は使えません。

 

そうすることで、

 

・現金受け渡し時のミスが減る

・スタッフがラクになる(会計がスムーズ)

・外国人観光客にとって便利(日本円を持つ必要がない)

・防犯対策になる(お店に現金がないため)

 

なによりも

現金を持ち歩かない

いまの若い世代のニーズに

がっちり寄り添っています。

 

本も、テーマは普遍的なもので、

その時代に合わせた

切り口や見せ方が必要。

 

なるほど、

いろいろ勉強になります。

 

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