想像することってそんなに難しい? | 編集長富田志乃の部屋 ~人生が変わる出版のお話~

編集長富田志乃の部屋 ~人生が変わる出版のお話~

出版業界33年。
営業(広告、書店、取次)から編集に至るまで、まるっと制覇!
出版業界を知り尽くした現役編集長が、出版のあれやこれをお伝えします。
元宝塚花組トップスター柚香光さんと上カルビをこよなく愛する肉食系編集長

編集長の富田志乃です。

 

私は、出版をしたい人に向けた

個別コンサルをおこなっていますが、

 

出版の相談というよりも

人生の相談、

仕事の相談を

お受けすることが多いのです。

 

本当にいろんな人生がありますが、

そのすべてを私が経験している

わけではないので、

 

「想像して」相手に

寄り添うしかありません。

 

そんな中でよくあるのは、

自分の人生は辛いものだった。

その辛さから脱却するために、

スピ系、占い、心理カウンセラーの

勉強をしているので、

 

いずれは独立したいというご相談。

 

では、どんな人をターゲットに

したいのですか?

とお聞きすると、

 

「あまり重めの相談はNGなんで、

軽めの恋愛や

ちょっとした仕事の

相談などしてくれる人がいいです」

  

とか

 

 

「わたし、ずっと仕事をしてきたので

主婦とかの相談は無理です」

 

うーん・・・困った。

 

軽めの恋愛やちょっとした

 

仕事の相談に

お金を払う人はいません。

いたとしても

千円が限界です。

 

そうじゃなくて、

「想像することはできないのですか?」

というと

 

「え?想像って?」と

驚かれる人もいるくらいです。

 

人間の悩みは

理論や法則では解決できません。

 

星の巡りや

相性や個性を分析して

ただお伝えするだけだと、

 

「あぁ、そうですか」

でおしまいです。

 

というか、

ネットで検索すれば 

いくらでも出てきますし、

 

酒席などで

タダで教えてくれるなら

聞きたいけど、

 

わざわざお金を払って

聞く人はいません。

 

その先の相手の心を想像して

寄り添うからこそ、

お客様が満足するのです。

 

結婚していなくても、

 

夫婦問題だって

結局は人間関係だから

想像すれば、話は聞けます。

 

人は深い悩みの解決に

お金を支払うもの。

 

集客できないという人は、

 

浅いお悩みの人を

顧客にしようと

するからなのです。

想像力とは

優しさでもあり

強さでもあります。

 

本当に傷つき弱っている人には

寄り添い

 

被害者ぶっている人、

弱い人ぶっている人には

叱咤する。

 

その優しさと強さに

人はお金を払うのだと

思うのですが・・・。

 

 

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