編集長の富田志乃です。
私が暮らす街を通る私鉄は、
昔は本当に良かったのだけど、
いつの頃からか、
職員は、
どの駅の人も、老若男女
だいたい不機嫌。
唯一、混雑時を
サポートするアルバイトさんは
一生懸命なのだけど。
だからなのか、
ダイヤの組み方も最悪で、
変更するたびに不便になる。
トイレは汚く、かつ少ない。
車内温度も、
なぜこうなる?というくらい
夏、暑く。冬、寒い。
それでも新宿から13分。
我慢しよう!と
毎朝、夜、耐えてはいるのですが。
先日の夜は寒かった。
その日は風が強く、
とにかく寒い夜だった。
ただでさえ、乗りたい電車か
なかなか来ずホームで待たされ、
イライラしているのに、
寒くて寒くてますますイライラ。
そこに
「お客様にご案内します。
〇〇駅で、ご体調が悪くなった
お客様の救護にあたり・・・
現在10分程度遅れております」
とアナウンスが。
おいおい、もうあたしは
充分まっているよ。
またさらに10分待つの?
ねえ、時間は夜の11時45分
体調不良って、
絶対、酔っ払いじゃん。
イライラMAX!!
通りかかった駅員さんに
「おりゃー」と
言いそうになったけどw
ふと思ったわけです。
「本当はまだ帰りたくないな」
「できればもう少し一緒にいたいな」
そんな相手と一緒にいたら、
10分間の遅延が、
神様からの贈り物に思えるだろう。
私にとってはストレスの10分でも、
ここにいる誰かにとっては
ロマンチックな10分かもしれない。
そんな風に思ったら
ちょっとほっこりして、
寒いけど、あと少し我慢するかと
思った夜でした。


