伝わらなければ意味がない | 編集長富田志乃の部屋 ~人生が変わる出版のお話~

編集長富田志乃の部屋 ~人生が変わる出版のお話~

出版業界31年。
営業(広告、書店、取次)から編集に至るまで、まるっと制覇!
出版業界を知り尽くした現役編集長が、出版のあれやこれをお伝えします。
好きなものは宝塚。とくに花組推し。
上カルビをこよなく愛する肉食系編集長

編集長の富田志乃です。

 

先日、あるスピーチ大会に

伺いました。

 

みなさん、お話はお上手なのですが、

何を伝えたいのかわからないのです。

 

共通点は2つ

 

テーマやタイトルは無視して

 

まずは冒頭で不幸自慢を

してしまうこと。

まぁまぁ長い尺を使って。

 

家族と不仲だった

離婚した

病気だった

あれが辛かった

これが苦しかったと

 

自分の身の上に起きた

悲劇的な出来事を

語るわけです。

 

こんなことがあったけど、

いまの私は〇〇である

 

という説得材料として

話しているのかもしれませんが、

 

スピーチのテーマとは

まったく関係ないことを

話してしまうと、

 

全体として、何を言いたいのかが

ぼやけてしまうのです。

 

長時間のスピーチの中で、

箸休めとして、

「私も〇〇だったのですが」と

関係ない話をされても

よいのかもしれませんが、

 

決められた時間内での

スピーチでは、

テーマに沿った

自己紹介及び構成にしないと

 

聞く側は、

内容が入ってこないので、

共感ができず、

すーと、流れていってしまうだけなのです。

もうひとつは

1つのテーマに対して

内容を盛り込み、

広げすぎてしまい、

 

タイトル〇〇〇

と掲げているのに

 

タイトルとは関係ない話で

スピーチを結んでしまうことに。

そうして、結局、

ゴールが決められないのです。

 

原因としては

原稿に問題があるのでしょうが、

 

もしかしたら内容というより

構成が悪いのかなと感じました。

 

または、

自分を掘り下げる場所も

ズレているのかもしれません。

 

本来もっと魅力的な人のはずが、

その強みも魅力も発揮できていない。

 

もったいないのです。

でもこれも、本づくりも同様。

 

せっかく素晴らしい実績があるのに、

読者が知りたいだろうところは掘り下げず、

自分が言いたいことばかりを広げてしまい、

 

「これでは本になりません」と

なってしまいます。

 

・自分が言いたいことではなく、

読者が知りたいことを書く。

 

・1つのテーマに絞り、

あれもこれもと盛り込み過ぎない。

 

・著者プロフィールは本のテーマと

関係ない実績や体験、経験は全部カットする

 

・章立ては「自分でも再現できそうだ」と

思ってもらえるような構成にする

 

 

この4つを意識するだけでも

出版社に興味を持ってもらえる

企画書となります。

 

どんなに話し方がうまくても、

どんなに素晴らしい実績があっても、

 

相手に伝わらなければ意味はありません。

 

どうしたら伝わるかしら?と

模索してみることが大切なのです。

 

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