みんな話したいのですねー | 編集長富田志乃の部屋 ~人生が変わる出版のお話~

編集長富田志乃の部屋 ~人生が変わる出版のお話~

出版業界31年。
営業(広告、書店、取次)から編集に至るまで、まるっと制覇!
出版業界を知り尽くした現役編集長が、出版のあれやこれをお伝えします。
好きなものは宝塚。とくに花組推し。
上カルビをこよなく愛する肉食系編集長

編集長の富田志乃です。

 

先日、業界の大先輩たちとの

宴席に参加しました。

 

みなさん、

出版社などで社長や常務、

取締役などを歴任されてきた方揃い。

 

 

ただ現在は現役を終え、

わかりやすいシニアライフを

送っていらっしゃるご様子。

 

ひとりひとり、

近況報告を発表しようとなったら

 

まぁー、長い(笑)

 

「ちょっと長すぎるから途中で

辞めさせなさいよ」とクレームを

言っていた人ですら

 

いざ、自分の番になったら

長い、長い。

語る、語る(笑)

 

途中から、誰も聞いてない(大笑い)

 

そこは、現役の富田さん

 

「よ、それはすごいぞ」

「え?手術をしたとはー」

「おーそれは凄い」

 

と、真剣に聞いちゃいないが、

それっぽくチャチャをいれたら

 

おとうさんたちご満悦。

 

みんな話したいのですよね。

自分の話しを聞いて欲しいの。

 

「俺の話を聞けー」ってやつですよね。


特に、昔はお偉いさん。

話をする機会も多かったでしょうし、

周りは、話をきいても

くれたでしょうし。。

 


女性は、比較的何歳になっても、

雑談をする場や相手を探すのが得意。

 

男性はとくにシニアになってからは、

「俺の話を聞けー」という場が

少ないのかもしれません。

 

もちろん、

おねいさんがいるお店に行けば

 

「あらーすごーい」って

聞いてもらえるけれども

お金や体力を考えると

そうそうは・・・でしょうし。

 

むかし、

お世話になった方々。

 

たまには、話を聞いてあげようと

ちょっと優しい気持ちになったりもして。

どうでもいい雑談をする機会って

実はとっても大切なのです。

 

いつも元気だなと思う人は。

この雑談する相手がちゃんといるのかも

しれません。

 

それがパートナー、子ども、

友人、関係性は様々なのでしょうが。

 

かつて、上司が

まったく結婚をする気配がない私に

 

「とみちゃん、結婚はしなくてもいいから

茶飲み友だちだけは作っておけよ」

と言っていた意味が

 

この年齢になって

ちょっとわかったような気がします。

 

 

 

 

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