こうあるべきは、どうあるべき? | 編集長富田志乃の部屋 ~人生が変わる出版のお話~

編集長富田志乃の部屋 ~人生が変わる出版のお話~

出版業界33年。
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出版業界を知り尽くした現役編集長が、出版のあれやこれをお伝えします。
元宝塚花組トップスター柚香光さんと上カルビをこよなく愛する肉食系編集長

編集長の富田志乃です。

 

「地方格差」についての記事を読みました

 

東京大学に通う19歳の女性によると、

 

ゼミの同級生は

ほとんどが

東京近郊出身の男性で

同じような高校から

進学してきている

人たちとのこと。

 

女性や地方出身者は

あまりおらず、

 

「自分も東京出身で男性だったら

ここまで苦労はなかっただろうに」

と思ったそうです。

 

「女のくせに勉強なんて必要ない」

「嫁に行けなくなる」

と、家族からも東大進学には

反対されたとかで、

令和のいまですら、

そんな風潮があることに驚きました。

 

日本はどうしても、

目的達成の成果は

組織単位で評価されることが多く、


個人の貢献度は

評価されにくい傾向にあります。

 

逆に海外は、

組織の目的達成のために

個人がどれだけ

貢献できるかが求められます。

 


日本人は「家族」「会社」など、

組織がうまく回るために

ひとり一人がそのための

役割を果たすべきだと考えがち。

結果として

「個」という意識を持ちにくいのです。

 

ですから、

「家族」という組織の

一員であることが幸せであり、


その家族を円滑にするためには、

女は子供を産み育て、

家事をすることが

「家族」という組織の中での役割なのだ

 

というロジックなのかもしれません。

 

この「こうあるべき」が強いため、

 

「個」を優先しにくい

傾向にあるのだろうなと

思うのです。

 

ただ、どちらにしても、

いまだ、

女性が学ぶということに対しての価値観が

更新されていないところを見ると

 

日本はちっとも

先進国ではありません。

奈良女子大学工学部の佐藤克成准教授が

「生理痛を体験する装置」を開発され、

 

それを体験した男性たちから、

 

「女性はいつもこんな痛い思いをしていたの?」

「こんな不快な状態にいたの?」

と驚きの声があがったと聞きました。

 

男女平等だと言っても

それぞれの「性」には特徴があるし、

違いもあります。

 

お互いがそれを理解した上で

はじめて平等なんだと思うのです。

 

何が幸せかは

自分が決めること。

古ぼけた価値観に

がんじがらめにされる

女性たちが

一人でも減って

自由に生きられる時代が早くくると

いいな。

 

そのお手伝いを

していこうと

改めて決めています!





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