感動的なことこそ、淡々と語れ! | 編集長富田志乃の部屋 ~人生が変わる出版のお話~

編集長富田志乃の部屋 ~人生が変わる出版のお話~

出版業界33年。
営業(広告、書店、取次)から編集に至るまで、まるっと制覇!
出版業界を知り尽くした現役編集長が、出版のあれやこれをお伝えします。
元宝塚花組トップスター柚香光さんと上カルビをこよなく愛する肉食系編集長

編集長の富田志乃です。

 

演歌歌手の八代亜紀さんが

大ヒット曲「舟歌」をうたうときは

 

あえて楽しいことを考えながら歌うと

いつだかテレビで話していました。

 

その方が聞いてくださる方に

舟歌の世界観が届きやすいとのことでした。

たしかに、

感動的な話

悲しい話

苦労話を

 

涙ながらに語っても

抑揚たっぷりに語っても

 

実は聞いている側には届かないのです。

 

それはその人の「思いの強さ」ばかりが

届いてしまい、

肝心の内容が入ってこないのです。

 

むしろ、淡々と語ることで

内容もしっかり伝わるため、

ぐっとくるのだと思うのです。

 

これは、

こんな本を書きたいです

と、出版関係の人に

話す際も同様。

 

感情を先行して話してしまうと

聞いている方は

ちょっと引いてしまうということは

正直あります。

 

「この方は、本を出したいのではなく、

自分のことを、

誰かに言いたいだけなのかな」と

思ってしまうのです。

 

つまり、

伝えたいのではなく、

言いたい。

 

それでは、人の心は掴めません。

 

さらには、

企画書でも同じことが言えます。

 

持ち込み企画などでよくみられるのですが、

 

思いが炸裂した文章で、

自分がどれだけ苦労して辛かったのかを

長文で綴ってあっても、

感情移入できず、

 

おそらく、最後まで読んでくれる

編集者はあまりいません。

 

あえて、淡々と語る。

あえて、淡々と書く。

 

そうすることで、

より多くの人に

 

自分の思いが届きやすくなりますよ。

 

 

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