英語は、結論ありき。日本語は結論を自由自在に変えられる | 編集長富田志乃の部屋 ~人生が変わる出版のお話~

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上カルビをこよなく愛する肉食系編集長

編集長の富田志乃です。

 

先日、31年高校で英語の先生を

していた方とお話をした際、

 

なるほどなあと思ったことです。

 

英語は、

最初に主語があり、

そして次に結論がきます。

 

ビジネスシーンで特に好まれる

話し方「PREP法」

結論が先という手法は、

 

なるほど、

英語だとスムーズなのです。

ところが、

日本語は、

ともすると、

主語すら不要なこともあります。

 

また、最初はyesのつもりで話し始めても

まわりの空気を読んで、

これは違うぞと思ったら、

最後に「やはりNoかなと思います」

と、結論を変えることも

できるのが日本語。

 

日本人の気質が日本語にしたのか、

日本語を使うから、日本人気質になったのか

 

言語と、国民性は、イコールなのだと

つくづく感じます。

 

そんな日本語を使う日本人が

英会話を取得するのは

なかなか難しいのだそうです。

そんな背景もあるからか、

最近の学校では、

英語の授業に限らず、

 

起承転結ではなく、

 

結論から話し、

その理由を、できれば3つ

難しければ1つ挙げてください

 

という話し方を推奨しているようです。

 

今後、

起承転結で話す大人たちと

PREP法で話す若者たちとでは

 

ますます

会話が通じなくなるかもしれません。

 

日本語本来の美しく

謙虚で上品な話し方は残しつつ、

 

シーンによっては

私はこう思います、なぜならば・・の

話し方ができるよう

 

言語のバイリンガルならぬ、

話し方のバイリンガルが

求められる時代がやってくるのかも

しれませんね。

 

 

 

 

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