さて
前回の続きですが、
体調不良の原因がわからない時は、カウンセリングを行います。
必ずと言っていいほど、理由は見つかるものです。
患者さんは気付いていないものが原因である事の方が多いですね。
いろいろ話をしていて、どんどん過去にさかのぼって行くと、全く忘れていた出来事(記憶)が浮上してまいります。
例えば・・・
現在50歳で、体調不良が始まったのが20歳だとしたら、それよりも以前にあった体調不良の原因となっている嫌な思い出を、ハッキリと思い出す事ができるような記憶の仕組みになっております。
それが20歳ではなくて、2~3歳の頃の事だったとしても、ハッキリと思い出す事ができます。
ついでなので書きますが、
2~3歳の我が娘にわいせつ行為をするお父さんがいたりします。
(日本だけではありませんが。)
お父さんは、
「まだ小さすぎて何をされているのかわからないだろうし、すぐに忘れてしまうだろう!」
と思い、行為に及んでしまうのでしょうが、
された側は、大人になっても鮮明に覚えているものです。
娘さんは、自分の父親はそんな人間である事をずっと覚えています。
大きくなってから何事もなかったかのように振舞ったところで、仲良くなんて出来るはずがありませんよね!
覚えているんですから!
それで、鮮明に思い出す事のできる過去の嫌な記憶が今の原因不明の体調不良や精神的な不安定をつくりだしているわけです。
その記憶が心の深いところにある以上、原因不明の体調不良や精神的な不安定が改善される事はありません。
ですから、そこに直接的に働きかける事のできるカウンセリングやストレス治療が必要なわけです。
それで過去の記憶が解決されれば「過去の記憶が自分の身体をイジメ続ける」から解放される事ができるんです。