◆ストレスには色々な種類がございます。
人には、それぞれ我(が)というものがありますから、自分の考えと違う物を見たり、聞いたりすると怒りや苛立ちを感じる事になります。
ストレスには色々な種類がございます。
例えば、こんなにものもストレスになります。
①『他人には絶対弱みを見せたくない』という方がおりますが、強く見せようと無理に胸を張って生きているのもストレスになっております。
強ぶっているあいだ中、ストレスが増幅しております。
②他人の気持ちを気にせず、言いたいことを言い放題の人の場合も実はストレスになりますので、ストレス症状が出て来ます。
③夫婦喧嘩もストレスです。
当人同士はそれほど真剣な喧嘩をしているつもりはなくても、それを見ている子供達は大変心を傷つけ、悲しんで、ストレスを増幅させております。
④言いたいことが言えないのもストレスになります。
言いたいことを我慢していると、我慢している人特有の症状が出て来ます。
⑤怒鳴るのもストレス増幅になります。
血圧が上がります。心臓の負担になります。
カチンときたり、イラッとしたりを繰り返していると心臓が長持ちしてくれません。
⑥クレームをつけるというのもストレスになります。
客の立場(立場が上)だから、クレームをつけて改善してもらうのは、当たり前かもしれませんが、それでも低姿勢でいる相手に対してであってもクレームをつけるという事は精神的な負担になりますので、それが積み重なる事によって自分の身体に異常が出てしまいます。
⑦逆にクレームをつけられた側も当然大きなストレスを受けてしまいます。
商品を販売する会社にはクレーム処理を担当する人がおります。
毎日お客様の怒鳴り声を聞いていなければいけません。
よっぽど『仕事だから全然気にならない!』という人でなければ、心の負担が大きすぎます。
⑧世の中にはクレーマーと呼ばれる方々がいるくらいですから、趣味のようにクレームを繰り返す人もおりますが、こういう人も当然、相手に怒りをぶつけるわけですからストレスは溜まっていきますので、同じようなストレス症状が出て来てしまいます。
⑨『嫌な事があっても、自分さえ我慢すればいいから……』と思って言うべき事を言わずに心に留めてしまう人がおりますが、これもストレス増幅となってしまいます。
⑩理不尽な要求を繰り返すモンスターペアレント(親)やモンスターペイシェント(患者)。
このようなモンスターにも原因不明で医師がお手上げをするような症状が出て来ます。
⑪ドクターハラスメント(ドクハラ)というのも、弱い患者側としては悩みの種です。
顔も見ない、話も聞かない、患者の意見など全く無視で、ただデータだけを見て『とにかく処方された薬は全部飲みなさい!』とか『手術しないと絶対に治らないよ!』というような態度をされても、不信感がつのる一方です。
治りたくて行っているのに、これではストレスで逆に具合が悪くなってしまいます。
このように、他人からストレスを受けてしまう場合もございますが、他人からストレスを受けていなくても自分でストレスを増やしてしまい、ストレス障害を引き起こしてしまう場合もございます。
◆ストレスというものを間違って理解されております。
ストレスという言葉を耳にしたり口にしたりされる事が多い昨今ですが、世の中ではストレスの本質を理解されていないのが事実です。
ストレスとは非常に奥が深いもの。
『もう思い出す事も無いし、気にしていないから……』で済まされる問題ではないという事をまだまだ知られておりません。
理解されているといたら、ストレス治療(ストレス除去)の出来る先生と、ストレス除去の治療を受けて改善する事が出来た患者さんくらいではないでしょうか?
長年ストレスを研究していても、実際にストレス除去をやって、その変化を自分の目で確認した事のある方や体験した事のある方でなければ、ストレスの本質を理解する事は出来ないと思います。
それだけストレスは奥が深いものなのです。
◆ストレスの奥深さが何故わかるの?
JBMにはストレス除去法という治療法がございます。
この方法はJBM療法の技術の中でも、ストレス症状に最も有効な技術として広く知られるようになりました。
このストレス除去によって、うつ病やパニック障害の改善が可能となります。
それだけでなく、肉体疲労でもないウィルスや細菌性でもない、原因不明とされている症状に対しても、このストレス除去によって改善される場合が非常に多いのも事実です。
このような改善結果からみても、ストレスが原因であったという事が理解できるわけです。
◆身体に影響するストレスは最近のものだけではございません。
『もう思い出す事も無いし、気にしていないから……』と思うような過去のストレスで、普段は全く思い出す事もないようなストレスであったとしても、今の身体に影響しております。
それはストレス治療によって反応が出るか出ないか、結果はその場で出ますので、やってみればわかる事です。
そのような過去のストレスも原因となり、うつ病やパニック障害を引き起こしてしまうわけですから、そこに原因がある以上は薬で根本的に改善出来るものではございません。
◆このストレス除去を行うと、どのくらいでどのような変化が表れるでしょうか?
ストレス除去を行うと、その場で患者さんが認識できるような変化が表れます。
例えば
『さっきまで重苦しかった頭がスッキリ軽くなった。』
『やってもらう前は肩がガチガチだったのに、柔らかくなったし、頭痛も無くなった。』
『いつもだと嫌な事を思い出すと気が重くなって憂鬱になっていたのに、今は思い出しても辛さが湧いて来ない。』
『じっとしていられないくらいの痛みがあったお尻(坐骨神経痛)が今は全く痛くない。』
『いつもあった恐怖感や不安感が今は感じない気がするので、これなら電車に乗れるかもしれません。』
など、色々な変化が表れます。
このように肉体的な施術をしても取れなかった症状がストレス除去によって消失してしまうという現象が起こります。
◆ストレスは自分にはわからないものです。
ストレスが溜まっているとか、それによって起こっている痛みだとかというのは、自分自身では判断出来ないものです。
なかなか治らない症状の時にはお医者さんは『ストレスから来てますね!』という言葉を使いますが、本当にそういう事ってあるんです。
というか世の中にはストレス性の症状の方が多いようです。
いつまでたっても治らない症状をお持ちの方は、もしかしたらストレス性かもしれません。