背中の痛み、特に肩甲骨の内側の痛みについて。
整体・マッサージ・鍼灸・整骨院などで受診される方に多い症状の1つとして、背中の痛みが上げられると思います。
肩こりに悩まされている方も多いのですが、それと同じくらい背中の肩甲骨の内側の痛みに苦しんでいる方も多いようです。
この肩甲骨の内側の痛みというのは、少々厄介なものです。
来られた患者さんに、今までどんな治療法が1番楽になった!と感じましたか?
とお伺いすると、
『やっぱり強くグイグイ押してもらう指圧!』と言われる方も多くいらっしゃいました。
ですが、私の院では患部は一切触りません。(笑)
それに、私の院に来られるまで、背中がつらいから色々な治療院へ行き、強く押してもらったり、それでもつらいから自分でグイグイ押したり、家族に押してもらったり・・・としていますよね?
それで、私の院でも同じこと(背中をグイグイ押す)をしても、結果は変わりません。
変わるわけがありません。
気付いている治療家の方は、患部(背中)を治療して、施術後に患部の筋肉を確認したら、ものすごく筋肉がゆるゆるに緩んでいるのにも関わらず、患者さんには『痛いから早くどうにかして!全然痛みが変わらない!』と言われたりするのは、どうして・・・?
となっているんです。
そうなんです。
患部の筋肉はゆるゆるになっていても、痛いものは痛いんです。
それが指圧だと、その痛い部分を強く押せばその場の痛みが麻痺して楽になるんです。
またすぐに戻るのですが、それでもその場は楽になるのです。
痛みの出る部位は、肩甲骨横の起立筋だったり、肩甲骨のキワだったりすることが多くないでしょうか?
そしてそこを一生懸命押したり、ゴリゴリしたりするわけです。
ですが患者さんの方は『まだ痛い!まだ痛い!』とおっしゃいます。
この方法では、この先10年、何十年と続けても痛いままなんです!
押し方が悪いとか、力がないとか、そういう問題ではありません。
大ベテランの方がやっても、力持ちの方がやっても取れません。
たとえ取れたとしても、またすぐに戻ります。
ではどうして、筋肉がゆるゆるになっていても痛いのか?といいますと、
筋肉のコリと痛みは別
という事です。
治療家によっては、痛みを出している筋肉異常はもっと深いところにあって、そこに上手く触っていないから取れないんだ!
と言う先生もおりますが、そうではありません。
筋肉異常もそうですが、痛みは別のところから来ているので、患部の深い所をいくら治療しても痛みは止まりません。
では、痛みはドコから来ているのか?という事になりますが、
痛みの出る部分は患者さんによって様々なので、患者さんによって原因が異なるのです。
ですので、ココをやったら必ず治ます!とか
ここら辺の痛みは、このテクニックで必ず取れます!というものは存在しません。
これは治療家であれば何度も経験されている事でしょう。
そこに痛みを出している大きな原因が1つであれば、その1つを治すことが出来れば痛みは治ります。
ですが、大きな原因が複数あることも当たり前にある為、1ヵ所の原因を解消したところで患部の痛みは完全に取れないのです。
背中の症状でお悩みの方は、ご相談下さいませ。
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