三徳の刃線修正 | 酔いどれ大雑記 または砥石の断面図

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砥石、研ぎ、刃物を中心にした戯れ言


ブログ画像を見てバラさんが刃元から中程に掛けた刃線を峰と平行な感じに直した方が使い易いですよ、と指摘して頂きました。

研いでいる最中も感じてはいたんですが、何しろ暑い最中だったのもあり直さずに研ぎ上げてしまいました…手抜きと言われたら、はいそうですとしか言えません!(*^^*)

で、気合いを入れ直し、使い込んで研磨力が落ちたアトマに荒目で余分な部分を研ぎ減らしてみることにしました。

こんな感じかなぁ?と思う刃線をイメージして、削るべきところにマジックでラインを引き、後はゴリゴリアトマで削って行きます。


マジックで引いたラインは峰に完全に平行なんですが、このラインまでキッチリ削るのではなく、
少しずつ削っては確認して良きところまで出来たら、きちんと平行になっていなくても良しとします。

作業を始める前に、ネットで画像検索して三徳の刃線を改めて見ると、完全な平行ではなく刃元から緩やかにナチュラルなカーブを描きながら少しずつ刃先に向かって刃線が上がっていっている包丁が多い様に見受けられました。

どこに着地点を持って行くかは自分次第なので、ブログ見てくれた方からまた指摘される可能性もある訳ですが、やり過ぎてしまうと元には戻せないので削りすぎない手前で止めておき、持ち主さんから切り難いなど指摘があったらまた刃線を直すことにしようと思います。


で、こんな感じの刃線に持って行きました。

あちこち眺め、包丁を立て刃元をまな板に当てて刃線の中程がどの辺まで当たる状態か確認するとざっくりですが刃線全体の6割位が当たっている様です。


バラさん、こんな感じで今回は研ぎ上げてみようと思います。

また何かお気付きの点などありましたら、忌憚なきご意見、ご指導を頂けるとありがたいです(^ ^)