アーティスト柏木ひなたのソロコン | ももクロ→エビ中→東北産の魅力

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柏木さんの生誕ソロコンに、3年ぶりに行きました。
やっと買えて、行けた、というか。
その、ごくごく私的な感想を書きます。

ちなみに、この間には、柏木さんのミュージカルには行きましたが、

エビ中のライブには行っていません。

 


ステージには、前回のソロコンで観た柏木さんとは、

大きく違った、アーティスト然とした柏木さんがいました。

 

エビ中の曲を歌っても、柏木さん一人で歌うと、

ソウル・シンガーが歌っているような印象を受けました。

コロナ禍なので、観客席のサイリウムだけが、

アイドルのライブらしさを見せていました。

 

ですが、私は、なんか違う気がして、

途中から、曲によって、サイリウムを振るのをやめました。


柏木さんはアイドルの中では歌唱力が抜群です。

 

ですが、私が柏木さんを好きになったのは、それが理由ではありません。
普段の彼女の正直な感情表現、まっすぐな性格に惹かれたからです。

私は、アイドルに興味を持つようになる以前に、

マニアックな洋楽系の音専誌の編集者、ライターとして仕事をしていました。

そういうこともあってか、アイドル・ソングを、

好きな音楽を聴くように楽しんだことはありませんし、

アイドルのライブを、

好きな音楽のライブを楽しむように楽しんだことはありませんでした。

 

つまり、「アイドルの世界」と「好きな音楽の世界」を、

まったく別のものとして、割り切って楽しんできました。


私がかつて仕事で、そして、自分の楽しみで、

比較的良く聴いたり、観たりしていたのは、

ダンサブルな曲が得意な、黒人のパワー系ソウル・シンガーです。

柏木さん声もパワフルですし、

今回のソロコンは、生バンドということもありますが、

ダンサブルなソウルっぽい曲が多かった印象を持っています。

ですから、「アイドルの世界」の柏木さんを観に行ったのに、

私にとってまったく違うもう一つ世界である、

「好きな音楽の世界」を聴きに来ているような気になりました。

偶然にも、「好きな音楽の世界」に近づいてきていた柏木さんの姿に、

不思議な感慨をいだきました。

そして、私にとって、柏木さんを好きでいることが、

アイドルを推すこととは違うものになってきていることに、

不思議な感慨をいだきました。

 

 

 

PS

今は桜の季節です。

桜を見ると、自然に「 サクラ・ゴーラウンド 」を歌い出すことがあります。

 

そして、満開の桜のステージで行われた、

2014年の武道館ライブ「合同出発式」を思い出します。

その時のライブでは、とりわけ「約束」が思い出されます。

 

今回のソロコンで、柏木さんは「約束」を歌いました。

私は、もちろん、この8年前の「約束」を思い出し、

彼女が転校したメンバーを思って歌っているのだろうかと、思いました。

 

ですが、その歌は、当時の歌とは大きく違いました。

「100年の約束」なのだから、表面的には変わっていくことは必然です。

そのことに、また、特別な感慨をいだきました。